旅の楽しみ方

< 映画の聖地 / イタリア・ローマ >

  イタリア(ローマ・フィレンツェ・ヴェネチア)

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■初めての海外旅行は、2001年イタリアでした。香港経由でローマ到着後、早速、世界遺産ローマの市内観光。映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックの名シーンを思い浮かべながら、トレビの泉、コロッセオ、スペイン広場、真実の口、フォロ・ロマーノとワクワクしながら夢見心地で回ったことが、懐かしく思い出されます。トレビの泉を背にしてコインを投げたり、ジェラートを食べたり、真実の口に手を入れたり・・・忘れられない楽しい時間でした。自由行動では、映画『ベンハー』の舞台になったチルコ・マッシモを訪ねました。ローマはあちこちに彫刻の施された噴水があり、街全てが美術館のようで、楽しくて、時間の許す限りヘトヘトになるまで歩き回りました。

■世界遺産バチカン市国は世界最小の独立国でサン・ピエトロ大聖堂はカトリックの総本山。バチカン美術館のシスチィーナ礼拝堂天井に描かれたミケランジェロの「天地創造」「最後の審判」など偉大な作品を、人並みに押されながらも、ひたすら感動し、見上げていました。教科書や本などの印刷物でしか見たことのなかった作品が、目の前にある・・・実物はこんなに大きく美しく、人を魅了する物なのだ・・・本物は凄い。夜には、カンツォーネを満喫しました。ローマに2泊して、ルネッサンスの一大中心地、芸術の都フィレンツェに向かいました。

■世界遺産フィレンツェの市内観光は、まず、ウフィッツィ美術館でした。

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 ボッティチェリの「春」「ヴィーナスの誕生」、レオナルド・ダ・ビンチの「受胎告知」「キリストの洗礼」、ミケランジェロの「聖家族」、ラファエロの「ヒワの聖母」、本物の名画が目の前にある・・・美術に興味のある人だったら、大興奮でしょうね。美術にさほど興味関心のない私でさえ、よく知っている作品が沢山あり感動の連続でした。ウフィッツィ美術館は、芸術の都フィレンツェにあって、量、質ともにフィレンツェ最高の美術館です。貴重な体験でした。

■美術館を出て、サン・ピエトロ大聖堂、セント・ポール大聖堂に次いで、世界で3番目に大きなドゥオーモ(サンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂)を見学。やわらかいパステルカラーの美しい大理石の教会で、とても華やかでした。フィレンツェ最古のヴェッキオ橋の上は、宝石やレースのお店がびっしりと並んでいて、とてもおしゃれです。旅の記念に、自分へのお土産をと思うのですが、迷って迷ってなかなか決められません。オーソドックスなきれいな刺繍の白いブラウスを買いました。フィレンツェを離れる朝、街が一望できるミケランジェロ広場にバスを回して下さり、ダヴィデ像をバックに写真を撮って、オレンジ屋根が美しいのフィレンツェを後にしました。

■楽しみにしていた世界遺産ヴェネチアは、「アドリア海の真珠」と呼ばれる水の都。ガラス産業が盛んなムラーノ島、レース編みで有名なブラーノ島、国際映画祭の開催地リド島など特色のある沢山の島々からなるヴェネチア。水上バスやゴンドラは、水上交通としても、観光の目玉としても、とても重要です。私達も、水上バスで、ムラーノ島のヴェネチアングラスの工房を訪ね目の保養、ブラーノ島では大好きな美しいレース編みや刺繍に魅了されました。ここでは、アクセサリーと丁寧な刺繍の施されたサッシェを購入しました。この日は、高級リゾート地リド島に宿泊しました。素敵なホテルで、食事も美味しくて、朝は早起きして公園のような広い庭を散策しました。

■ヴェネチア本島では、楽しみにしていた憧れのゴンドラに乗り込むと、あのストライプのシャツに黒いスラックスとサングラスの男性が、カンツォーネを歌いながらゴンドラを器用に操り、優雅な船旅です。途中、市民の生活を垣間見ることの出来る狭い場所も抜け、有名な「ため息橋」の下もくぐりました。テレビや映画などでよく見るゴンドラのシーンの中に、自分がいる・・・水上都市の旅情を満喫しました。

■サン・マルコ大聖堂やドゥカーレ宮殿・・・ここでも大きな部屋を埋め尽くす数々の名画を眺めその迫力に圧倒されました。初めての海外旅行で、非日常に身を置くと、初めは緊張感・・・でも、少しずつそれに慣れていくのも感じます。自分の興味関心やその大小も、直に体験してみて実感出来るなぁと思いました。異国の歴史や文化に触れ、改めて、日本を知る、自分自身を知るきっかけになるものなのかもしれないと思いました。日本にいるだけでは、気づきにくい日本の歴史や文化、自分自身の興味関心といった個性に、ちょっと気づかされた気がしました。

■広いサン・マルコ広場は、人、人、人で埋め尽くされていました。国や言葉、肌の色の違う人が、こうして時を同じくして異国で出会うって、凄いことです。縁のある人たちなんでしょうね。この時、最初で最後と思っていた、ローマ、フィレンツェ、ヴェネチアには、7年後にまた、訪れることになります。懐かしい・・・と言って、街を散策する日が来るなんて、この時、夢にも思っていませんでした。

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かな
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