季節と暮らし

飲む点滴「甘酒」の作り方

夏バテ予防に「甘酒」を取り入れてみましょう

飲む点滴といわれるほど栄養価が高い「甘酒」ですが、麹から作った「甘酒」を召し上
がったことはありますか?米麹の発酵の力を借りて作った「甘酒」は、砂糖が入ってい
ないのにやさしい甘さで、子どもでも安心して飲めますし、調味料として料理に使った
り、お菓子作りにも使うことが出来ます。元々、江戸時代に夏バテ予防とスタミナ補給
のため飲まれていたそうです。

酒粕を使って作った「甘酒」もありますが、こちらは香りが強く、アルコールも入って
いるため、子どもやお酒の苦手な人には不向きです。
酵素は、60℃以上になると不活性化するので、確認するために、温度計をそばに置い
て55℃~60℃になるように気をつけます。
母親がよく作ってくれていたので、時々飲みたくなり、米麹ともち米を買ってきて手作
りします。やっぱり、手作りしたものは、たまらなく美味しいのです。それに、無添加
なので安心です。
電気炊飯器の保温機能を利用すると簡単に手作りできます。私は、15年ほど前に玄米
食に変えた時に、電気炊飯器を手放し、圧力鍋で炊飯するようになりましたので、厚め
の鍋を使い、時々湯煎で鍋を温めながら作っています。

 

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甘酒の作り方

<材料>

もち米 1合  米麹 300g

<作り方>

①米麹は、袋に入った状態でパキパキと折って、手の腹、指を使って、ある程度

パラパラ状態にしてから、ボールに入れます。両手をこすり合わせるようにし

て、米一粒一粒がバラバラになるようにしておきます。

②もち米は、洗って4合の水で炊きます。

③炊き上がったもち米のお粥は、70℃までさまして、①の米麹を混ぜ合わせま

す。この後は、55℃~60℃の温度を保つようにして、時々かき混ぜながら5~

10時間寝かせます。炊飯器の保温機能を使うときは、65℃を超えないように、

ふきんや箸を挟んだりして、時々、温度計を入れて確認します。鍋を使うときに

は、温度が下がってきたら湯煎にして、55℃~60℃を保つようにします。

冷たく冷やしても、温かくしても、美味しく頂けます。ショウガの絞り汁をまぜ

たり、豆乳を混ぜたり、ミキサーにかけたイチゴ、マンゴー、イチジク、モモな

ど季節の果物をまぜたりしても、とても美味しいですね。こちらを凍らせて、

時々空気を含ませるように混ぜて、シャーベットにしてもいいですよ。

 

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甘酒は、魔法の調味料

甘酒は、砂糖やみりんの代わりに調味料として使っただけでも、素材の旨みを引き

出し、びっくりするほど美味しくなります。

同量の味噌と混ぜた甘酒味噌、同量の醤油と混ぜた甘酒醤油、同量の酢を混ぜた甘

酒酢、1カップの甘酒に大さじ1杯の塩を混ぜた甘酒塩を作っておくと、いつもの

料理がワンランクアップしたものになりますよ。塩麹・醤油麹より、更に、やさし

くまろやかな仕上がりになります。

甘酒の半量の味噌、醤油、梅干しペースト

 

甘酒調味料で、たたきキュウリを和える

 

湯通しした油揚げを甘酒味噌に一晩漬けて、味噌を軽く落として、ごま油で両面を焼く

 

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ABOUT ME
かな
好きなこと:手仕事・読書・旅・映画   憧れる人:ターシャ・テューダー     一番欲しいもの:自分の時間