食欲の秋に「発酵あんこ」のお菓子はいかが?
年齢を重ね代謝が悪くなっているのに、ついお菓子に手が伸びる習慣を変えなけれ
ばと思っています。そんな時に出合ったのが、「発酵あんこ」です。やわらかく炊
いたもち米と米麹をまぜて発酵させた甘酒は、時々作っていますが、もち米の代わ
りに小豆を使って同じように作ると、砂糖なしのやさしいお味の「発酵あんこ」が
出来るのです。
「発酵あんこ」は、普通のあんこに比べると、カロリーは13%オフに、糖質は
30%オフになるのだそうです。食物繊維が豊富で腸内環境を整え、ビタミンやミ
ネラル、特に女性に不足しがちな鉄分、亜鉛が多く含まれているそうです。抗酸化
物質ポリフェノールも多く、細胞や修復や老化を防いでくれるといいます。タンパ
ク質、大豆イソフラボンも多く含まれ、更年期の不調にも効果的だといいます。甘
い物好きな人は、罪悪感の少ない「発酵あんこ」を上手に取り入れて、おやつの時
間を楽しみましょう。
「発酵あんこ」の作り方
<準備するもの>
乾燥小豆200g 米こうじ200g 塩1/2t
60℃を保てる炊飯器や保温器、魔法瓶
<作り方>
①小豆は洗って、指でつまんで潰せる程に、柔らかく茹でます。塩を加え
て混ぜます。
②米こうじは、板状になっているので、ボウルの中で、板を指でくずして
ポロポロ状態にしておきます。
③①の小豆を、炊飯器や保温器に写します。水分も必要なので煮汁も100
cc位いれます。温度計を入れてみて、小豆が60℃位まで温度が下がっ
たら、②の米こうじを加え、均等になるよに混せます。
④炊飯器を保温にして、割り箸などを挟み、キッチリと蓋をしないように
気をつけて、60℃を保ちながら、8時間くらい待つとやさしい甘さのあ
んこの出来上がりです。途中で何度かかき混ぜて、温度も確認します。
発酵あんこは、普通の小豆あんと同じように、使えます。パンやパンケーキに合わ
せてもおいしいですよ。