保存袋で梅干しを漬ける
保存袋で梅干しを漬けてみました。とても手軽で、梅干し作りのハードルがグッと
低くなりますので、作り方を紹介します。
<材料>
完熟梅 2kg
塩 260g(梅の重さの13%)
赤しその葉 200g
赤しそ用の粗塩36g(赤しその18%)
<作り方>
①完熟梅は、大きなボールに入れて、たっぷりの水を入れ、水を取り替えながら
きれいに洗い、ザルにあげます。
②清潔ななふきんかキッチンぺーパーで①の梅の水気を一つ一つ丁寧に拭き取り、
竹串でヘタを取り除きます。
➂大きめの保存袋を二重に重ねて、②の梅を入れ分量の塩を投入し、袋を傾けなが
ら、梅に塩を満遍なくまぶし、梅が傷つかないように、袋の上からやさしくもみま
す。
④袋の中で、梅が重ならないように並べて、なるべく袋の中の空気を押し出すよう
にして、保存袋のジッパーと閉じます。
⑤バットの④を納めて、重量の2倍くらいの重しをします。私は、1kgの梅に対
して1kgの砂糖袋を2袋のせました。
➅翌日には、梅酢が出てきますので、1日1回裏と表をひっくり返しながら、冷暗
所に10週間以上置いて漬け込みます。梅酢がたっぷりと上がってきます。
⑦梅を漬け込んでいる期間に、赤しその準備をします。赤しそは、葉っぱの部分だ
けを茎からちぎって、たっぷりと水をはったボールの中で、何度も水を取り替え
ながらきれいに洗い、ザルにあげます。
⑦ボールに➅の赤しそを入れ、分量の半分の塩を赤しそにまぶすように振り入れ
よくもみます。両手でボールに押しつけたり、握ったり、こすり合わせるように
したり、よくもんでいくと、黒いあくが出てきますので、そのあくをギュッと固く
絞り出します。あくの出たしるを捨てて、ボールをきれいにします。
⑧ボールに⑦の赤しそを入れ、残りの塩を更に加えて、よくもみこんで、ギュッと
固く絞ります。今度は、きれいな紫色の汁がでてきます。
⑨⑧の赤しそに➅の梅酢を50ccほど加えると、赤く発色しますので、梅酢ごと
赤しそを➅の袋の中に加えます。このまま、上下を返しながら、梅雨明けまで
漬け込みます。
⑩梅雨明けして、3日間晴天の続く時を、選んで土用干しをします。発色もよくな
り、長期保存ができるようになります。平らな竹ザルに⑨の梅と赤しそを並べて、
天日干しします。梅は水分をキッチンペーパーで軽く拭き取りながら並べていきま
す。赤しそも水分を絞った状態で広げて干します。赤しそ酢もビンに入れて軽くふ
たを乗せた状態で、一緒に日光に当てて殺菌します。竹ザルは、風通しをよくする
ために、あればレンガなどの上に置くといいです。
⑪1日に1回上下をかえして、3日間繰り返し、乾燥させたら出来上がりです。三日
三晩ともいいますが、目の届かない夜間は、家の中に取り込みました。
清潔なビンに入れて保存しますが、赤しそ酢は入れても入れなくても、お好みで。
乾燥した赤しそは、ミキサーで細かく砕いてゆかりにして、おにぎりに重宝しま
すね。
※完熟梅は、青梅を追熟させてつくることができますのお伝えしますお伝えします
青梅を追熟させて完熟梅にする方法
買ってきた青梅は、直ぐに、乾燥しないように、新聞紙に重ならないようにやさし
く広げ、上からもふたをするように新聞紙をかぶせます。私は、2日分の新聞で、
ほぼ同じ大きさの簡単な箱を2つ作って、この中に青梅を並べて、1日1回ふたを開
け追熟の様子と香りを確かめました。1週間位すると黄色くなって、ふたを開ける
とさわやかな梅の香りにつつまれます。