■チェスキークルムロフを後にして、4時間バスにゆられてザルツブルクに到着。ミラベル宮殿のミラベル庭園は「サウンドオブミュージック」のドレミの歌を子どもたちが歌うシーンが撮影された場所です。有名な噴水のある池でのシーンですね。また、マリアさんが、勇気をふるってトラップ大佐の豪邸を訪ねるシーンが撮影された場所に立つと、マリアさんの元気な歌声と映像がよみがえり、主人にカメラを向けられると、滅多に調子に乗らない私も、思わずポーズをとってしまいました。
■その後、モーツァルトの生家を訪ねました。偉大なモーツァルトが、ここで誕生した・・・これからモーツァルトの曲を聞く度に、今日の日を懐かしく思い出すだろうなぁ。ピアノのレッスンでは随分苦労しましたが、若い時に訪ねていたら、ピアノに取り組む姿勢が違っていたのかもしれません。
モーツァルト一色の街で、有名な手作りのモーツァルトチョコとオルゴールを購入しました。素敵なカフェで、主人はエスプレッソ、私はモカコーヒーを注文。私のコーヒーカップからあふれそうなフワフワのミルクは、私の心の満足度をあらわしているようでした。
■そして、そして、憧れのハルシュタット・・・バスから眺める景色がすでにメルヘンチックで、おばさんも思わず興奮、乙女チックになってしまいます。
バスから降り、憧れの地に立つと、魔法にかかったようです。日射しを浴びて、湖面はキラキラと輝き、緑の山々を映し出しています。おとぎの世界に迷い込んだような、かわいらしい家並みが湖畔にずーっと続いています。どのお家の窓辺にも、色とりどりの手入れのゆき届いたお花が飾られていています。ちょうど教会では、ミサが始まっていました。この素敵なロケーションで、教会の鐘まで鳴り響いて、もう一生忘れられない・・・忘れたくない・・・
そんな気持ちです。お土産に、美しいカレンダーを購入しました。
■首都ウィーンは音楽の都そして世界遺産。シェーンブルン宮殿ではクラシックコンサートを堪能し、ベルべデーレ宮殿ではクリムトの名画の数々にふれ、その中には有名な「接吻」もありました!ウィーンのシンボル、シュテファン大聖堂はとても重厚で見応えがありました。また、あのニューイヤーコンサートが行われる学友協会では、お正月にテレビで見るあのステージ、あの観客席がここなのね・・・数年前に小澤征彌さんがタクトを振っていたニューイヤーコンサートを思い出しながら、感慨深かったです。
この旅以来、テレビで見るニューイヤーコンサートの楽しみが、増したのは言うまでもありません。