たくさん作って、継続して食べたいキンカンの甘露煮
目次
キンカンの甘露煮の作り方
① キンカンは、きれいに洗って、しっかりと水を切り、なり口のところを、とります。
私は、毎年、庭のキンカンで作りますので、収穫するときのハサミを使わずに、手で
ひっぱってちぎります。すると、なり口のところ(がくのところ)がきれいにとれて状
態で収穫できます。
② 食べやすいように、横半分に切り、キンカンが全て入ってしまい、少し余裕があるくら
いの大きな鍋に入れていきます。早くお湯が沸くように、底の広いアルミ鍋が便利です
③ 全てのキンカンを横半分に切り終えたら、たっぷりの水を入れて火にかけます。沸騰し
てきたらしばらく煮て、ゆでこぼし、再び新しい水をたっぷりいれ、手を入れられる
位に冷まし、つまんで種を押し出します。
④ 全ての種を取り除いて、新しくたっぷりの水を入れて、再び火にかけます。沸騰したら
ゆでこぼし、また、新しい水を入れて、この状態で一晩おいて、苦みをとります。
⑤ ざるにあげ、十分水切りしたら、土鍋にきんかんとキンカンと同量くらいの砂糖を入れ
て、火にかけます。日持ちを良くするために、酢を入れます。酢の味は、ほとんどなく
なるのでたっぷり入れてもだいじょうぶです。私は、キンカン1キロに対して100cc
位入れます。
⑥ 鍋の底が焦げないように、キンカンを潰さないように気をつけながら、平たいへらで、
ときどき底の方からやさしく混ぜます。時間をかけて、コトコト煮詰めていき、好みの
堅さになったら出来上がりです。そのままでもとてもおいしい甘露煮ですが、ヨーグル
トにかけたり、パンにはさんだり、パワーアップさせるために、はちみつと混ぜてきん
かんはちみつにするのもおすすめです。
うれしい!キンカンの5つの効能
効能①せき、喉の痛みの緩和
風邪やインフルエンザの季節をむかえていますが、キンカンの咳止め、喉の痛みの緩和の効
能は、以前からよく知られています。喉や鼻の粘膜を強くしたり、寒さや細菌に対する免疫
力を上げるともいわれています。
効能②血流の改善
キンカンの皮の含まれる成分が、血流を改善します。活性酸素をおさえるビタミンCの吸収
を助けるはたらき、しなやかで強い血管をたもつはたらき、、善玉コレステロールの数値を
安定させるはたらきがあります。
効能③腸内環境を改善
キンカンをまるごと取り込むことが出来るので、皮やスジの部分に多い食物繊維をしっかり
とることのよって、体内の有害物質を排出するデトックス効果があるといわれます。
効能④美容効果
美肌によいといわれるコラーゲンを作るためには、たくさんのビタミンCが必要だといわれ
ますが、きんかんの豊富なビタミンCは、美肌作りの強い味方です。
効能⑤ヒーリング効果
柑橘系の芳香成分には、蓄積されてストレスを軽減させ、気持ちを落ち着かせるはたらきが
あります。認知症予防のためミックスされたエッセンシャルオイルには、朝用にロースマリ
ーとレモンの香りをブレンドしてありますし、夜用にはラベンダーとオレンジがブレンドし
てあります。柑橘系の香りのヒーリング効果は大変大きいようです。