梅雨明け前の学校図書館
季節のテーブル
■梅雨開けが待ち遠しい7月をむかえて「季節のテーブル」には、布でつくったアジサイのタペストリーを飾り、雨の日も楽しい気分になるような本を提示しています。
例えば、次のような本です。
等の本を、時々入れ替えながら展示します。
テーマの本コーナー
■今回のテーマは、命です。次のような本を準備しました。
具体的な話
■自分自身の命の大切さ、友だちの命の大切さ、生きとし生けるものの命の大切さ、生きていることの素晴らしさについて学べる本です。
普段から子どもたちと命について話すように心がけています。
本校では、月に一度の全校集会の時に、先生が順番に5分程度の話をすることになっています。
昨年、私は、この世の中に人として生まれてくることがどんなに難しいかという話をしました。
いくつもの奇跡が繰り返されて、多くの人の祈りの中で、やっとこの世に生を受けた大切ないのち。
それが、私。
「自分の誕生日に、”お母さん、私を生んでくれてありがとう”
とお礼を言ってみませんか?」
と提案しました。
■マザー・テレサのこんな言葉を紹介しました。
多くの人は病んでいます。
自分がまったく愛されていない
関心をもってもらえない
いなくてもいい人間なのだと・・・・・・。人間にとって
いちばんひどい病気はだれからも必要とされていないと
感じることです。
(中略)
あなたは
この世にのぞまれて生まれてきた
たいせつな人。「マザー・テレサ 愛のことば」(いのちのことば社)
懐かしい童謡
■「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」は、幼い日に誰もが何度も歌った懐かしい童謡だと思います。
詩人まど・みちおさんの代表的な作品です。まど・みちおさんは2014年に104歳でなくなりました。
最近、まどさんの詩集をしみじみと読ませて頂き、「いいなぁ」と頷いたり、ニヤリとしてしまったり、ホロリとしてしまったりしています。
「いのち」について考えさせられます。
■「地球の用事」(まど・みちお詩集「てんぷらぴりぴり」)というのを読んでみると、
■私への地球の用事は、何なのかしら?
今、こうして、地球から生かされている私の役割は?
そんなことを考えさせられます。
■「アリ」(まど・みちお詩集「動物のうた」)を読むと、
まどさん、本当にその通りですね。
■生きるということは、もう一つのいのちをいただくということ。
生きるということは、傷つけるということ。
生きるということは知らず知らずのうちに迷惑をかけるということ。
生きるということは、このいのちをいただいた恩返しをすること。
まどさん、そうなんですね。
■雨が降り、大地が潤うと、植物も虫も元気です。
地球に住む生きとし生ける全てのいのちに思いを馳せ、いのちの感謝する月にしたいものです。