ことばの力

ピンチはチャンス!「コロナの向こうにみえるもの」

「日常の有り難さ」「非日常の中で出来ることを真心で丁寧に」

新型コロナウイルスの影響で、小中高校の一斉休校となって3週間余り、心配な話題、不安

をあおる情報の多い中で、感動的なエピソードや画期的な取り組み、感心する出来事を目に

することも多くなってきましたね。

「これって、新型コロナウイルスの問題がなかったら、起きなかったことだよね」と思うこ

とも多くて、困った新型コロナウイルスの向こう側にある大切なものに気づいていかないと

もったいないなと思うようになりました。

まず、何もない日常の有り難さを確認することと、もう一つ、非常の中で自分に出来ること

を真心で丁寧に行うということです。

そんなことを日々思う中で、感動的な出会いを頂きました。それは、山梨県甲府市の中学1

年生、「滝本姫ちゃんの手づくりマスク」の話題でした。

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日本中を感動させた「滝本姫ちゃん」

滝本姫ちゃんは、マスク不足の続く中、お母さんと一緒に行ったドラッグストアで、高齢者

の方がマスクが手に入らず困っていらっしゃる様子を目にしたそうです。「私に何か出来る

ことはないかしら」と、自宅へ帰ってマスクづくりを始めたそうなのです。

その数、なんと612枚だそうです!材料費の8万円は、これまでずっとお年玉などを貯め

てきた大切な貯金を使ったのだそうです。手とミシンを消毒して、制作を始める可愛らしい

姫ちゃんの様子がニュースに流れて、私は、テレビに釘付けになりました。

「すごい!」「素晴らしい!」「素敵!」と・・・あまりの感動に涙がこみ上げました。

おかあさんと一緒に、県庁を訪ね、ダンボール2箱を知事に手渡している姫ちゃんは、も

う、幸福の女神にみえました。姫ちゃんのこの行動を支えたご両親、どんな子育てをされた

のでしょう。姫ちゃん、どんな素敵な大人になり、どれだけ人に影響を与える人に成長され

ることか・・・と、なんだか、とてもうれしくなりなした。それと同時に、自分のためにマス

クを作って「ガーゼのマスクは着け心地が良くて、エコで・・・」と、安心している自分が恥

ずかしくもなりました。

自分のために作り愛用中のマスク

 

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「姫ちゃん、ありがとう!おばさんもちょっと真似しています」

ガーゼの手づくりマスクの着け心地のよさを実感して、身近な人につくってあげたいと思っ

てはいたのですが、まだ、行動に移せていませんでした。1週間ほど前に、ガーゼの生地は

手には入っていたのです。少し前に、新型コロナウイルスの影響で、献血をする人が減っ

て、輸血用の血が足りないという新聞記事を読んで、翌日、用事で街へ出かけた帰りに献血

ルームに行ったのに、定休日でした。ガッカリしつつ、駐車場にむかう途中で手芸店の店頭

で、手づくりマスクのコーナーが目に入りました。そこにはガーゼの生地がなくて、店員さ

んに尋ねたら、「もう、これだけしかありませんが・・・」と案内して頂いた売り場で、大人

でも身につけられそうなグリーンのギンガムチェックの生地をあるだけ全部・・・といっても

80cmしかありませんでしたが。早速、手洗いして、準備は出来ていたのです。準備は出

来ていたのに、自分のことを優先していました

今日の姫ちゃんとの出会いのおかげで、自分のやりたいことをちょっと横に置いて、マスク

の必要な誰かのためにと、早速、マスクを手づくりしました。

プレゼント用に手づくりしたガーゼのマスク

 

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ABOUT ME
かな
好きなこと:手仕事・読書・旅・映画   憧れる人:ターシャ・テューダー     一番欲しいもの:自分の時間