手料理

食べる幸せ・作る幸せ・・・料理好きが育つ、料理好きな家庭

■「食べる」ということは誰にとっても喜びにつながると思います。辛くても、悲しくてもお腹は空きます。お腹が空くって、生きている証です。

スポンサーリンク

 せっかくお腹を満たすのなら、出来るだけ季節の食材で、手料理をと心がけてきました。私自身がそうして育ててもらって、その事が心地よかった、うれしかったから、手間暇かけた手仕事で食事を整えることに喜びを感じる現在があると思います。

■自宅に畑がなくても、情報を集めれば、農業体験はいくらでも出来る時代です。食物を育てること、料理することを子どもの頃からやっておくことは、人生を豊かにしてくれると実感します。料理は、手と頭と心をフル稼働します。

■子どもの頃から台所に立つことが好きでした。専業農家の我が家では朝食は母が準備し、昼食と夕食は祖母が準備していました。

 食いしん坊だったのでしょう、料理上手の祖母を手伝って、小学生の頃から夕食準備をしていた気がします。大家族(当時9人)だったので、コロッケやいなり寿司、ハンバーグなど同じものを沢山作るので、子どもの手でも、あると重宝がられていました。

■祖母は明るくユーモアがあり、すぐに誰とでも仲良くなる人でした。

 祖母の手から、色々なおいしい料理がうまれていくのを見ながら成長できたことは、幸せなことだったと思います。畑から収穫した泥のついたお芋や人参、玉ねぎなどの野菜がゴシゴシ洗われ、ピカピカになって、まな板に乗せられ、自由自在に刻まれ、鍋の中で仲良くダンスを踊っていると、調味料を振りかけられ、たちまち美味しい匂いが台所を包み込みます。そのお鍋をかき混ぜながら、湯気と一緒に上がってくる美味しい香りをお腹の中に吸い込むのです。早く作り上げて、早く食べたいなぁと思っていました。

■お手伝いをすうちに、いつの間にか料理好きになっていました。毎日、料理をしながら、亡くなった祖母や義母の味や料理を思い出します。

スポンサーリンク

 

 

 実家に帰った時、母と台所に立つ時間を大切にしています。

桑の実(マルベリー)

■小さな庭に、桑、ブルーベリー、キンカンの木があります。ここ数年、主人の植えた桑の実(マルベリー)がすこぶる元気で、初夏には大量に収穫出来ます。生で食べるのには、甘みが少ないので、ジャム、果実酒、シロップ漬けにします。毎日毎日、主人が指先を赤く染めながら収穫し、私がその茎を一つ一つ丁寧に取り除いて、これまた毎日毎日、加工します。実家や友達、ご近所さんの喜ぶ顔を思いながら・・・。

■ジャムはヨーグルトやパン、ケーキにと大活躍です。果実酒やシロップ漬けは、寒い季節は、お湯で割って、夏は炭酸水で割って氷を浮かべて冷たくして頂きます。

チーズケーキ

 手間暇かけたものは、頂く喜びも大きいです。懐かしい思い出と一緒に美味しく頂きます。

スポンサーリンク
ABOUT ME
かな
好きなこと:手仕事・読書・旅・映画   憧れる人:ターシャ・テューダー     一番欲しいもの:自分の時間