冬の庭を華やかに彩るガーデンシクラメン
目次
ガーデンシクラメンが、冬の庭を華やかに彩るようになって、もう何年くらいになるのでし
ょうか。初めてガーデンシクラメンのことを知った時には、本当にびっくりしました。それ
まで、シクラメンは、クリスマスやお正月、人の出入りの多い時期に、玄関でお客様を出迎
える室内用の鉢植えというイメージでした。
「ガーデンシクラメン」という花名をきいて「もしかして、外で冬がこせるの?まか・・・」
と、半信半疑で購入したものでした。ガーデンシクラメンは、室内用に比べると小ぶりです
が、寂しい冬の庭に、存在感のある花は、赤であっても、白であっても、ピンクであっも、
濃い緑の葉っぱによく映えます。室内用と同様に、丁寧に手入れをすれば、開花期がとても
長いのもうれしいですね。室内用のシクラメンは、夏越しが難しくて、どうにか2年目にさ
かせることが出来ても、ほんの数輪なのではないでしょうか。でも、ガーデンシクラメン
は、2年目は前年の3倍ほどの大株に生長しますよ。
「2年目もガーデンシクラメンを楽しむ」5つのポイント
ポイント①「葉っぱの数が、なるべく多いものを選ぶ」
シクラメンを購入する時に、葉っぱの数がなるべく多いものを選ぶことです。葉っぱにボリ
ュームがあり、好きな花色であれば、なお結構ですね。なぜ、葉っぱの数の多さが、購入の
ポイントになるのか、それは葉っぱの数と同数の花が咲くからなのです。葉っぱの種類も、
濃い緑、薄い緑、斑入りのものなどがあります。花が終わると、夏から秋までは、葉っぱだ
けになりますが、それはそれでなかなかきれいなのです。白いペチュニアの鉢植えやプラン
ターを並べて置いておくと、清潔感があって涼しげでいいものです。葉っぱだけの状態で夏
越しすることも考えて、好みの葉っぱを選ぶといいと思います。
ポイント② 「花がら摘みは、こまめに行う」
ガーデンシクラメンに限ったことではありませんが、手をかけるほど応えてくれます。花が
終わると枯れて落ちてしまいます。枯れた花びらは、全体の印象を悪くしますし、放ってお
くと花の落ちた後には種ができてしまいます。養分が、種をつくるために使われたらもった
いないですね。花が鮮やかさを失ってきたら、その花を茎ごと取り除きます。親指と人差し
指で挟んで回しながら引っ張ります。花がらを取り除くだけで生き生きとして見えますよ。
ポイント③ 「定期的に液肥をあげましょう」
水やりは、土が乾いたら、花や葉っぱにかからないように気をつけて、あげましょう。長く
楽しむためには、栄養も大切ですので、月に2回くらい液肥をあげましょう。
ポイント④ 花が終わったら、半日陰~日陰の場所に移す
花が終わったら、半日陰~日陰の場所に移動して夏越しします。夏越しする時にも、枯らさ
ないように、水も液肥も与え続けます。液肥は月に1度くらいでいいと思います。水は、花
の咲いているときに比べれば、若干乾き気味に管理します。土が乾いたらたっぷりあげるよ
うにするといいと思います。葉っぱがしっかりしていると、花もぎっしり咲きますので、咲
きほこったシクラメンを想像しながらお世話をしましょう。
ポイント⑤ 秋になったら日当たりのよい場所に移動します
無事に夏越しに成功したシクラメンの鉢は、日当たりのよい場所に移動しましょう。
新しい土と元肥を入れた一回り大きめの鉢に、植え替えてから、日当たりのよい場所に移動
すれば良いと思いますが、そのままでも大丈夫です。
ぜひ、上手に夏越しさせて、3倍に生長したガーデンシクラメンに出合って下さいね