季節感のある料理は、季節の薬味が決め手
長い梅雨が明けたら、いきなりの連日の猛暑で、夏バテ気味の方、食欲不振の方も
多いのではないでしょうか?この夏は、夏バテ、熱中症予防の加えて、コロナウイ
ルス感染予防という大きな課題もあり、免疫力を上げるためにも、「食べる」とい
うことは、とても大切です。
私は、57歳になりますが、夏バテ、食欲不振ということを体験したことがありま
せん。有り難いことに、家族の食欲不振を心配したこともないのです。暑い夏は、
キッチンに立つのもおっくうという方も多いと思いますが、私は新鮮な季節の野菜
を見ると「どうしたら、美味しく食べられるかなぁ」とキッチンに立つことにとて
も喜びを感じます。私がいつも心がけているのは、季節の野菜や果物を中心に、発
酵食品、乾物、ドライフルーツなどを毎日取り入れるようにしています。
夏は特に、薬味やスパイスを切らさないようにしています。いつもの料理にシソ、
ミョウガ、ショウガ、ニンニク、ネギ、ニラなどの薬味や胡椒、山椒、唐辛子、シ
ナモン、ターメリック、クローブ、八角などのスパイスを取り入れると、俄然、季
節感が出せたり、刺激で食欲が増しますね。
青ジソの保存方法
青ジソは、そうめん、冷や奴、ところてん、酢の物、ちらし寿司、と夏の料理には
欠かせない薬味です。肉や魚で揚げ物をする時に青ジソで巻いて揚げると一気に季
節感が出ますね。
1週間ほどでしたら、シソを立てて保存出来る程の大きさの保存容器に1cmほど水
を入れて、茎が水に浸るように立ててほぞんします。もう少し長く保存したい時は
ひたひたの醤油に漬けて、冷蔵庫に入れておけば、冷や奴に添えたり、煮卵を巻い
たりと便利です。
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ミョウガ・ショウガ
青ジソ同様に、ミョウガや新ショウガも、そうめん、冷や奴、ところてんの薬味や
天ぷらにしてもおいしいですね。きれいに洗って、熱湯をかけて甘酢に漬けておく
と、刻んで酢の物、ちらし寿司も手軽作ることが出来ますね。きれいな赤い色は時
間がたつと薄くなりますので、きれいな赤い色のうちに使うと、酢の物、ちらし寿
司もとっても美味しそうに仕上がります。
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同じように、新ショウガの季節には、スプーンや割り箸を使って、皮を薄くむいて
スライスし、鍋に塩少々を入れて沸騰したらサッと1分ほど茹でたらザルにあげ、
水気を切って甘酢につけます。ミョウガと同じく、酢の物、ちらし寿司、巻き寿司
の芯などに便利に使えます。
塩もみした新ショウガのスライスとミョウガを、梅干しの梅酢に漬けて、しば漬け
にしてもさっぱりと美味しく頂けます。
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