ゆずの香りにつつまれて「ゆず仕事」
スーパーや道の駅などでゆずのかわいい姿を目にすると、またこの季節が来た・・・とうれし
くなります。陽射しの恋しい冬の寒い日に、元気の出る、暖かい、あの太陽を思わせる黄色
が、「ここに、いますよ」と、かぶやだいこんのそばで手を振っているように感じますね。
ゆずは、果汁よりも皮の方が栄養価が高く、ビタミンCは果汁の4倍だそうです。カルシウ
ムの吸収を助け、骨を強くするのに役立ちます。水溶性の食物繊維ペクチンは、整腸作用が
あります。ゆずと言えば、なんといってもあの香りですね。皮を刻んだり、すったりして、
お吸い物や鍋料理に、和え物や煮物に少し添えると風味付けにいいですね。お漬物に入れた
り、果汁もドレッシングに入れたり、デザートのシャーベットにしたりと、大活躍です。
「ゆず仕事」といっても、私の場合は、ゆずジャムを作ったり、ゆず味噌を作ったりするく
らいなのですが・・・。でも、このゆずジャムとゆず味噌は、色々な料理に大活躍します。い
つもの料理を、ちょっと特別にしてくれる、格上げしてくれる魔法の調味料になりますね。
ゆずの香り、ゆずの彩り、冬に欠かせない名脇役です。
「ゆず仕事」の日は、家中がゆずのさわやかな香りにつつまれて、心も体もすっかり癒やさ
れ幸せな一日です。
ゆずジャムの作り方
①ゆずは、きれいに洗って横半分に切り、フォークを使って種を取り除きます。種に多く含
まれるペクチンはジャムにとろみをだしてくれるので、捨てずにティーパックまとめて入
れておきます。
②皮と実を刻む前に果汁を絞っておきます。
③皮と実を一緒に薄くクライスします。
④土鍋に①②③とグラニュー糖をお好みの量いれて、全体をかき混ぜ火にかける。焦がさな
いように気をつけながら弱火でコトコト煮ていきます。トロトロになってきたら、冷まし
て出来上がりです。煮沸して消毒したビンにつめます。
※パン、ヨーグルト、ケーキにピッタリですね。はちみつショウガと合わせて、お湯を注
いでホットドリンクにするのが、我が家の冬の定番です。
ゆず味噌の作り方
①好みの味噌100グラム、きび砂糖か三温糖を100グラム、お酒50グラムを鍋に入れて、
火にかけ木しゃもじでかき混ぜます。
②焦がさないように気をつけながら、絶えずかき混ぜ、木しゃもじで混ぜた後が残るくらい
トロトロになってきたら、①のゆずの皮の黄色い部分を鍋の中に直接すりおろします。
木しゃもじで10回くらいかき混ぜたら、火を止めて、後は、余熱にまかせて出来上がり
です。
※ゆず味噌は、ふろふき大根、田楽、ゆで野菜、焼きおにぎりなど、色々な楽しみがありま
すね。
ちょー簡単「ゆずねり」
作り方は、ちょー簡単なのですが、お料理にもお茶請けにも人気です。ジャムは、スライス
したゆずにグラニュー糖を加えて火にかけますが、ゆずねりは、かき混ぜるだけです。あっ
さりしているので、漬物や酢の物の風味付けに重宝します。グラニュー糖の量が、少なく
て、火が通っていないので、ジャムほどの日持ちはしないと思います。我が家では、何にで
も入れて、ゆず風味にしてしまうので、あっという間になくなります。