社会科では道具を追え!
1.道具論
■社会科は、人間の工夫を読み解く教科です。
例えば、農業編では、3年と5年が関係してきます。
そして、地元の農産業を扱うのが3年生で、一般論が5年生です。
例えば、熊本と言えば、スイカやミカンが有名ですね。
こられの栽培において、栽培方法はもちろんなのですが、農家の方々は、使う道具にもこだわってこられました。ということは、
道具を見ることで、農家の工夫が読み取れるということです。
2.ミカン編
■ミカンと接する道具といえば、下の収穫バサミです。
ミカンの収穫ハサミ
【発問】なぜ、ハサミの先がカーブしているのでしょうか。
■ミカンは2度切りです。最初は枝から、そして最後にミカンのヘタの部分をカットします。この時、ミカンを傷めないように、刃先がカーブしているわけです。
2度切りする理由は、ヘタ部分が切り口鋭いと、籠に入れた時、他のミカンを傷つけるからです。傷が入ると、そこから腐ったり、病気になったりするので、信用が落ちるわけですね。
3.生花「バラ」編
■これは生活科にも当てはまることかもしれませんが、町中には、「花屋」さんがあります。バラには、こんな道具を使います。
バラのトゲ取り器【発問】これはバラのトゲ取り器です。どんな工夫がしてありますか。
実は先端部分で茎を挟み込んで、この器具をずらしていくと、トゲがきれいにとれていくようになっているのです。便利ですよね。
「きれいなバラにはトゲがない!」ということになってしまいますね。
4.糖度計
■ミカンにもスイカにも利用されているのが、下の糖度計です。
糖度計
■もちろん、選果場では、センサーによって、糖度は一目瞭然となる時代なのですが、生産現場ではセンサーはありません。
そこで、簡単に利用されているのが、この糖度計です。果物を切って、先端部分に果汁を落とします。先端部分は、斜めになっているので、これをそのまま、果実に突き刺すという場面もあるようです。
双眼鏡みたいに覗くことで、糖度がわかる仕組みになっています。
教室に1台おいておくと、給食に出てくる果物の糖度を測ることができます。子どもたちには引っ張りだこだったことを思い出します。
5.カツオの一本釣りの針
■次の針をご覧ください。
カツオの釣り針【発問】通常の針と何が違うでしょうか。
正解は、1つは針に返しがないことです。つまり、一本釣りでは、カツオを引っ掛けたら、甲板に投げ入れるためです。
もう1つは、疑似餌ということです。カツオが餌と思い込んで、引っかかってくるというわけです。
6.その他
■5年社会科は、産業学習が中心となりますよね。こんな時も、入手できるものがあれば、入手しておくと、未来永劫、授業ができますよ。
ここでは、材料とかが中心になるかと思います。
例えば、ボーキサイト、石炭、原油、鉄鉱石、半導体(ICチップやウェハー)等々です。保護者と仲良くなっておくといいですよ。長い間、教員をしていると、それ関係の保護者と接触するものです。
シールもありですね。バナナの商社のマーク(デルモンテとか)とかですね。ちょっとしたことで、回収しておくといいですよ。バナナくらいは食べるでしょうから。そして、QRコードがある場合は、生産者情報にアクセスできます。それを電子黒板で写したりすると、もう完璧ですね。リアルタイムで授業が可能ですね。
各種シール