社会科はメディアを使おう!
1.社会科はリアルタイムでメディアを使おう!
■小学4年社会科で消防の学習があります。
毎年1月11日前後に、各自治体で、消防出初式というのが執り行われます。
ニュースで取り上げてある映像を流してもいいでしょう。私は、映像は時間がかかるので、写真を出して授業をしていました。
新聞記事だと、記事はつかわぜに、写真のみですね。
多分、「これ、見た!」という子どもたちが出てくることでしょう。
2.実際にどう授業するか
■だとしたら、これを使わない手はありません。新聞画像を使えばいいですが、ここでは、Geminiに次のような画像を作ってもらいました。
消防出初式
こんな写真がでています。そこで、次のように問います。
【発問】消防団の人は遊んでいるのですか、仕事ですか。どちらか1つ選んで、その理由をノートに書きなさい。
【発問】消防団の人は、はしごに登って芸をしています。見世物なのですか。仕事なのですか。
■真面目な子は「遊びじゃない、仕事ならどんな意味!」と、きっと考えます。仮にやんちゃさんが遊びと答えても、否定しません。問い返せばいいのです。
そして、こんなつぶやきが出ることでしょう。
「この寒い中、川の中に入って、水浸しになって大丈夫なの?」とね。
3.予想される解答と問い返し
■喧々諤々の意見が出てくることでしょう。こんないい加減な意見も当然出てくることでしょう。
①どの班が速いか、運動会みたいなことをやっている
②どの班が一番上手に的を射るか、競争している
③見学者に格好いいところを見せつけている。
④見学者に水を当てている。
⑤誰が一番うまいか、コンクールをしている。
否定しません。「なるほど」「面白い」(懐を深く持てば余裕が出ますが、持たないとイラッとしてしまうでしょう!)と頷きましょう。
そして、さらに「問い返し」をしていくわけです。
【問い返し】
①なぜ、速さを競うのですか。(早く消すため、一致団結する必要があるから)
②なぜ、見せびらかすのですか。(日頃から訓練してうまくなっていることを見せるため)
③なぜ、氷点下という寒さの中で、火事でもないのに、こんな過酷なことをしなければならないのですか。(消防団は水を使うから、ぬれるのは当然至極、そのための訓練も兼ねている)
④はしごに登って芸をすることは、消防に関係がありますか。
■④がメインですね。皆さんなら、どう考えますか。
江戸時代は、町家が密集していて、1つ火事が起きると、町全体が全焼という感じになっていました。大分の港町(佐賀関)がそうでしたよね。
そこで、一度火事が起きると、皆が各家にはしごをかけて、「水」ではなくして(水の場合もありましたが)、「泥」をかけて鎮火させていたわけです。その時、はしごからはしごへと渡り歩いて、皆で協力して、火消しに走ったわけです。あるいは、はしごに人を担いで避難させたりしていたわけですね。
それで、伝統的にこのような「技」が必要となっていたわけです。だから、その伝統を受け継いで、このような催し物をするということですね。
だから、これも仕事なのですよね。こんな授業を積み重ねていきたいですね。
社会科はリアルタイムこそが面白い授業のポイント! そのために、新聞やテレビのメディアを使っていきましょう!