ディベート論題「英語学習は不要である!」
1)翻訳機の登場
■まずは、次のアマゾンのページをご覧ください。
下はイヤホン型、上はスマホ型です。
今は、こんな時代なのですよね。動画があるので、この動画をまずは、子どもたちに見せます。いわゆる使用シーンですね。
その後、ディベートに入ります。
2)ディベートをしよう!
■論題は、ずばりこれです。
英語学習は不要である!
■ディベートと討論の違いはこうです。
| 討論 | ・自由意見で対話(できれば、2,3に意見を絞って) |
|---|---|
| ディベート | ・二択で賛成・反対に分かれて討論・賛成と反対を子どもの意思ではなく、機械的に分ける
・論述→質問や反論→最終弁論→評価という流れ ・どちらが優勢だったかを判断する一種のゲーム(授業ではやらない?) |
■賛成・反対に分かれて、討論させます。
やり方はこうです。
ディベートの仕方
この文章を参考に、自分の意見をまとめ、発表してみましょう。
1.立論
| わたし(ぼく)は、賛成(反対)の立場から、その意見を言います。「○○○○
○○○○○」だから、賛成(反対)です。 |
※「理由は、○つあります。」とかも入れるといいですね。
※班や近くの人と相談して、発表分担をしてもいいですね。
2.質問&反論
- 「○○○」とは、どういうことですか。
- Aさんは、「○○○」といいましたが、「△△△」はどうなのですか。
- Bさんは、「○○○」といったから、賛成(反対)派の意見はおかしいです。
- Cさんは、「○○○」といいましたが、「△△△」だからおかしいと思います。
※わからない事は、はっきり言いましょう。
※資料から判断して、反論しましょう。発表は、事実と意見(自分の考えや気持ち)を混同しないようにしましょう。「○○○」(事実)だから、「△△△」(意見)と思います、という具合いに。
3.最終弁論
わたし(ぼく)は、(テーマ)に賛成(反対)です。Aさんは、「○○○」と言っていましたが、それは、「△△△」からいってもおかしいです。それに、「□□
□」だからです。だから、わたし(ぼく)は、(テーマ)に賛成(反対)です。
※1回も発表していない場合は、その人から最初に発表してもらおうと思います。
4.自分の本音
- わたし(ぼく)は、賛成(反対)派の立場だったが、本当は・・・。その理由は
・・・・。
- わたし(ぼく)は、賛成(反対)派の立場だったが、実際そう考える。その理由は・・・・。
※ここで、自分の本当の考えを出して下さい。
3)賛成・反対意見とディベート用紙
■例えば、次のような意見が出てくることでしょう。
| 反対派
(英語学習は必要) |
・翻訳機を使うとしても、タイムラグがあると、スムーズでないから、英語が話せたがいい。
・英語を学習することで、英語圏の人のものの考え方がわかる。 ・機械を使わないので、第一エコである。 ・その他 |
|---|---|
| 賛成派
(英語学習は不要) |
・翻訳機があるのに、学習する意味がない。
・その時間に別の学習を行った方が効率がいい。 ・英語圏以外の人との意思疎通もできるので、これ1台で事足りる。 ・その他 |
■ここまでは、教師サイドにより、賛成派と反対派に分けていたので、最後に本音をワークシートに書かせるといいですね。
ディベート用紙はこんなものです。
ディベート用紙
4)学習の必要性を感じさせる
■子どもたちは皆、口では「勉強は嫌だ!」と言いながら、「必要だ!」というのは感じていると思うのですね。
だから、
「勉強は必要である」なんて、総論で攻めるのではなく、「英語学習は必要である」などの各論で、ディベートをさせた方が、最終的には「学習の必要性」に気づくのではないでしょうか。
■朝日(20260222)に「AIの時代」という連載があっていて、第1回目が英語でした。そこに、次期指導要領改定の作業部会で、次のような整理に落ち着いたということでした。
①言葉、文化、コミュニケーションへの深い理解を育むこと
②自分の考えが磨かれて思考が深まる、人間関係が豊かになること
イマイチ、すっきりしないところはありますが、今後、どうなっていくのでしょうか。