今回は、ちょっと違った物語指導を紹介します。こんな指導方法もあるという例です。

立松和平氏の「海のいのち」を題材に、図解で、物語をどう処理していくか紹介します。

まず、物語教材は、説明文のような要約とか、はじめー中ーおわりの三部構成というようなのがはっきりとしていません。

だから、子どもたちは、迷いやすい教材でもあると思うのですね。そこで、まずは、教師がそうならないことが重要です。子ども以上に、物語の構成を確認しておく必要があります。当然ですが。

そこで、教材研究に図解を取り入れるのです。

1)「海のいのち」を図解化してみましょう。

■ここでは、全体を6つの場面に分けてみました。

「海のいのち」のあらすじ「海のいのち」の粗筋図解

■主題を一字で表すなら、「共鳴」ですね。父親や与吉じいさの考えが太一に共鳴していくということです。

その2人の考えとは、千匹のうちの1匹だけ獲るなら、この海で永遠に生きていけるという考え方ですね。自然愛護といいましょうか、共存といいましょうか。

教科書では、一本釣りで釣ったタイが甲板で元気よくはねる姿が船に「共鳴」したという表現があります。

2)図解の指導方法

■次のようなプリントを場面ごとに作成して、作業をさせていきました。

山本五十六氏のように、まずは一緒にやっていくことです。そして、させてみて、ほめてやることですね。

図解用ワークシート「海のいのち」ワークシート(図解編)

■次のようなマインドマップで、対比なども行っていきました。

主役と対役主役と対役

3)子どもたちの図解した事例

■この指導の結果、子どもたちはどうなったか、論より証拠、ここでは、A判定の子どもたちのノートから紹介します。

子どもたちのノート子どもたちのノート