1)教育は不易と流行だ!

■昔から伝えられている言葉です。

不易とは昔から変わらない不変なもの、例えば、「読み・書き・計算」を始めとした、各教科の基礎基本ですね。

流行とは、生きている「今」、必要とされている最近のこと、例えば、プログラミングだし、AIだし、タブレットだし、そんなものですね。

しかし、今や、何が「正しい」のか、よく分けのわからない時代を迎えております。

今現在(2026年大寒の頃)、選挙戦が行われているわけですが、早速、フェイクニュースが出回っているというのです。

■何が正しいのか、それを見抜く目を持っておく必要があります。手っ取り早いのは、スマホではなくして、オールドメディアたる新聞・テレビです。

なぜか、それはお金をかけて、「記者」が「取材」しているからです。簡単な原理であります。

スマホニュースはどこの誰が出したのか、定かでないし、信じるに足りないという面が多いのです。

新聞・テレビが嘘をつかないとは申しませんが、スマホより確実なことはわかっています。だから、オールドメディアなわけです。

2)リカレント教育として

■教員が仮に65歳で仕事を終えるとしたら、勤めてから40年以上経つということになります。

こうなると、自分が受けた大学の教科教育論では、古すぎるということになるわけです。

だから、我々は、大学院に通うか、出張や自腹を切っての研修会に参加する必要が出てきますよね。

こんな言葉があります。

「学び続ける教師しか子どもの前に立ってはいけない」と。

先程、不易と流行というのを書きましたが、「流行」を知らないことには、教壇には立てないわけです。

例えば、「ソ連」という国はありません。ずっと以前から「ロシア」になり、構成国も独立を果たしているわけです。

これはちょっと古すぎるわけですが、一つの例です。

だから、新聞を読んで「リカレント教育」をやっていく必要があるわけです。

テレビでは、一瞬のうちに、情報が過ぎ去ってしまいます。ゆっくり読める新聞が必要です。

3)キャリア教育として

■キャリア教育ということで、どこの学校も、将来の夢だったり、そのために今年、どうする?というような計画を立てる学習が勧められています。

しかし、実際には、その選択範囲があまりにも狭すぎます。一つには、ほとんどの教員が「教育現場」しか知らないからです。

確かに、大学時代にアルバイトをしている方もいるでしょう。これでは、社員ではないので、中身がわからないのですよね。

もちろん、教員に転職された方は別です。しかし、それでも、1つや2つの仕事場しか知らないわけですよね。

これでは、子どもたちに多くを語れません。世界一周をしている教員も1%いないでしょう。

そこで、新聞紙登場です。

例えば、1面には政治家登場、2面以降は経済学者だったり、アナリストだったりが登場、スポーツ面では各界のスペシャリストが、地域面ではボランティア活動だったり、イベントの主催者だったり、いろいろな職場の人が登場したりします。

第一、これを書いている「記者」という仕事も見えてくるわけですね。

そこで、教員も子どもたちも新聞記事をよく見ていくと、いろいろな仕事があるなーというのが見えてくるわけです。これは、スマホにはない魅力ですよね。

4)教科書+新聞でハイブリッド教材となる!

■ハイブリッドとは、もともとはイノブタでした。つまり、イノシシとブタのかけ合わせた新種をラテン語で表現したものでした。

それが、例えば、電気モーターとガソリン車の合体を意味するものとなったりして、つまり、異種の組み合わせで新たなものを作る意味として使われるようになりました。

■それを教育現場、授業で表現したわけです。

例えば、見出しを見ると、比喩が使われたり、擬人法やオノマトペが使われたりしているわけです。

これを国語科の授業に使わない手はないわけです。

例えば、半導体は大量の水を飲むだとか、AIは大量の電気を飲むだとかの記事がよくあります。

こうなると、なぜ半導体は水を飲む?、なぜAIは電気を飲む?というはてなが導き出せます。

ここから、環境教育へと持っていけないでしょうか。

まさしくハイブリッド教材ですよね。使わない手はありません。

5)新聞で?と!を

■まど・みちお氏は言いました。

世の中に「?」と「!」が両方あれば、ほかにはもう、何もいらんのじゃないでしょうかね?
『100歳のことば100選』日野原重明著(PHP研究所)

新聞を読んで、これをやっていきましょう。

カラーバス効果というのがあります。赤い車を意識して道路を見ていると、赤い車は見えてくるが、他の車は視野に入ってこないというものです。

つまり、

あなたが見ている社会は、あなたの脳内でしかない!

ということです。あまりにも視野が狭くなっているというわけです。

これがスマホです。自分に興味があるものしか、入ってこないのです。これでは、認知に偏りが生じてしまいます。授業に偏り、独善が見られるようになっていきます。

だからこそ、

新聞を読む必要性

新聞で、自分に興味なないことでも「!」と「?」を見つけて、懐の深い、引き出しのたくさんある教員となっていく必要があるわけです。