1)美空ひばりさん「川の流れのように」

■算数科の授業は、「川の流れのように」ありたいですね。

つまり、「でこぼこ道や曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生」を
言い換えると、

でこぼこ解法や曲がりくねった解法、図解さえない それもまた解法

というところでしょうか。

2)まずは身近な生活から

■教科書には、針金の問題が登場したりします。例えば、「2.4mの針金を5人でわけると、1人分は何mで、何m余りますか。」というような問題です。

考えてもみてください。日常生活で、「針金」を扱うシーンがあるでしょうか。図工以外、ないのではないでしょうか。

それよりも、リボンではないでしょうか。スズランテープではないでしょうか。

教科書の問題を数値を変えずに、日常生活に場面を置き換えてみましょう。

これがまずはポイントです。例えば、三角形の問題が出たとしましょう。ここから、正三角形や二等辺三角形の学習をしていくとしましょう。

いきなり、教科書問題を持ってきてはいけません。数値を変えない理由は、それなりの理由があるからです。数値は、触らないがいいかと思います。

日常生活で、三角形を探しましょう!

例えば、これはどうですか。

エレベーターの標識エレベーターの標識
エレベーターの標識

そして、問います。

この三角形は、同じ長さでしょうか。あるいは、この三角形は正三角形でしょうか。どうすればわかりますか。

3)めあて提示

■ここからめあての提示となります。

つまり、「2.4➗️5の計算を考えてみよう!」「三角形にはどんな種類があるだろうか。」などです。

4)自力解決

■まずは、自力解決ですね。教師のコメントはアウトです。座席表を持って、机間指導をします。

つまり、発表させたい子をチェックしたり、筆の進んでいない子どもの支援とかに当たったりするわけです。

5)対話もしくは発表

■隣人やグループで対話をして、解法を見つけたり、発表したりして、どんな解法がいいのか、皆で見当していくということになります。

6)教師によるまとめ

■ここでは、プレゼンソフトでまとめておきたいものです。

算数は、図を書いたりしていると、それだけでも時間が経過していきます。そこで、プレゼンで準備をしておくと、サッと、説明がこなせますよね。
空白の時間がなくなります。

7)起承転結にて

■まとめます。下の表は、よく言われている「起承転結」と「序破急」を明示したものです。

身近な問題との遭遇                  「序」
本時のめあての提示                  「序」
自力解決をして皆で見当                「破」
教師によるまとめ                   「急」

この川の流れを意識して、授業を組み立てていくといいのではないでしょうか。

なお、別件で、似たような言葉に、「守破離」という世阿弥『風姿花伝』の言葉がありますが、これは作成過程ではなくして、成長の過程ですね。

師匠の言い伝えを守る
師匠の技を極める
師匠を乗り越え、自分の型を極める

いずれにせよ、「川の流れ」のように、算数の授業を進めていきたいものですね。