1)卑猥な言葉が好き?

■1年男児ともなると、性器の名前やら下着のことやら、卑猥な言葉を茶化してくる場合があります。下ネタが大好きなわけです。

これを真面目に受け取ったら、教師の負けです。輪をかけて言ってきます。茶化されたら、茶化し返すというのが原則です。例えば、

「おちんちん」と言ってきたとしましょう。皆さんだったら、どう返しますか。

私だったら、仏壇の前にいるのかな?なんて、返しますね。「チーンチーン」とね。

「おっぱい」なんて言ってきたら、「先生は、一杯でいいよ!」とシレーっと言って終わりです。深入りは避けて、平気な顔をして授業を進めますね。

「下ネタだ!」と周りの子が言ったら、「いや、ベッドにネタ!」と言います。

逆に冗談を飛ばして、軽く受け流す、軽くいなす術を身につけると良いですよ。

同じ土俵で勝負してはいけません(生徒指導で聞く時は必要ですが)。イライラしてくるだけですから。冗談飛ばして、聞き流していけば、彼らも「だめだこりゃ!」と諦めます。

 予想される言葉をリストアップしておいて、返しの言葉を準備しておくといいかと思います。

■それでもやめないとか、あまりにひどい場合はこう言います。「今の言葉、もう1回はいたら、そのまま家の人に伝えます」というと、大体、収まります。

2)モノを出す!

■間違えても、トークで授業してはなりません。まずもって、成り立ちません。上のような卑猥な言葉に始まり、教室が騒がしくなり、「命」の勉強には結びつきません。

こうします。

【発問】今からある音を聞かせます。静かになるまで流しません(集中させる)。それではよく聞いて、何の音かをノートに書いてください。だれが、一発、当てるでしょうか(煽ります)。

産婦人科病院から借りてきた録音を流します。

心音です。生まれたばかりの心音と、小学生の心音です。

今では、病院に行かないまでも、ネット上にあふれているかもしれませんね。

「ピシュウ、ピシュー」という音ですから、心音なんて誰も答えられませんでした。

【説明】残念でした。一人も正解がいませんでした。確かに、列車の音にも聞こえましたね。正解は、先生の手をよく見ておいてください(集中させるために、手足を使います)。
といって、手を胸に宛てます。すると、子どもが言いました。「心臓の音?」

「大正解! よくわかったね!」と大いに褒めます。授業参観中でしたから、親も意外と、「へー」という感じでした。

【発問】では、今から2種類の心音を聞かせます。どちらが小学生でしょうか。

これだけでは、授業が成り立ちません。聴覚に訴えた後は、視覚に訴えます。

生後の足につける、ネームバンドの実物

ネームバンドネームバンド

【発問】これは、なーんだ?

知っている子は言います。「足につけるもの」とね。続けて問います。

【発問】なぜ、これを足首にはめるの?

答えた子を、前に呼び出します。

【指示】よし、◯◯さん、はめてみて!

「いや、入らねー」と、なるでしょう。

【説明】皆さん、こんなに小さかった足が、6,7歳となったら、こんなに大きくなったんだよね!

子どもたち、真剣な眼差しで聞いてくれました。つまり、

性教育は、命の神秘性を全面に、前面に打ち出す

ということです。胎児の時の様子(ファイバースコープの画像)でもいいでしょう。神秘さがあったら、「茶化し」はありえません。

3)まとめ

■言いたいことは何か、まとめます。

1)子どもたちの意見をスルーする力を身につけること
2)性教育は神秘さを持ってくること

そのためにも、「教材開発」が欠かせません。

私の場合で言うと、当時(1990年代)、マタニティ雑誌全盛で、全部で5,6誌あったでしょうか。この付録に「胎児の280日間」というようなものがあって、実物大の模式図がありましたので、これらをもとに教材を作っていたことでした。今では、ネットでいつでも入手可能ですよね。

■授業に教材開発は欠かせません。概念(プライベートゾーンはーーーーー)の授業をトークでやるのは、1年生に無理があるのです。いや、小学生に無理があります。

概念を代弁するモノを教室に持ち込むことです。

これしかないです。どう1年生に集中させるのか、五感に訴える必要があるわけです。

・見せるものはないか   ・聞かせる音はないか   ・見せる映像はないか

これが、教師の仕事でしょうか。親の仕事を知っておくといいですよ。給食時間にそれとなく聞いておくわけです。「ねえねえ、家の人、何しているの?」
私の場合は、助産師や産婦人科病院の先生がいました。運に恵まれていました。

求めよ、さらば与えられん

聖書が証明?しています。「実感」として言えます。私の必勝パターンでした。