走り幅跳びでの場作り
1)安全義務
■体育の授業では、いつも「安全義務」について、考えておくことが大事です。体育科は、他の教科と違って、命に関わる学習です。
1995年前後、とある市内の小学校で、体育の時間に死亡事故がありました。この時、問われたのが、授業開始時に担任が運動場にいたか、どうかでした。チャイムと同時に、サーキットを回るシステムだったのですが、事故は担任がいてもいなくても、起きる時は起きるのですが、授業時間に指導者がいたかどうかが問われるわけです。ですから、準備などもできれば一緒にやったがいいです。
そして、サーキット各コースの正しい使い方ですね。各サーキットの遊び方を確認したことでした。
よく冬場だと、授業開始から運動場を回っているシーンを見かけますが、必ず、担任がいないといけません。何らかの用事がある時があるものです。ですから、子どもたちには、教師がきてから活動に入るように、口酸っぱく言っておく必要があります。
逆に言うと、教師が遅れないということですね。
2)走り幅跳びの場つくり
幅跳びの場つくり■砂場を4コースに分けます。
廃タイヤと跳び箱の踏切板で坂を作ってあげると、空中へ高く上がることができます。高く飛ぶことが距離を伸ばすポイントです。ただし、一言、「高く飛ぶから気をつけてね」と伝えておくといいです。
そして、次に踏切板のみにします。最後に計測です。これらを繰り返し、やるわけです。
着地の姿勢としてはこうです。
着地時に砂を手でかく
ということです。
多くの距離の伸びない子は、膝が伸びた状態で着地します。だから距離が伸びません。膝を曲げ、腰がつく位の着地になると、手で砂がかける着地となります。
オリンピック選手が尻もちついていますよね。あれは、距離を伸ばすための方策です。
砂場には、目安となる1,2,3、4mのラインを引いておきます。目標ができます。
メジャーは、両側にスタート地点から広げておきます。実際の計測において、正確な距離が計測できます。スタート地点を越して踏み切った場合は、計測しません。スタート前の踏み切り、もしくはスタート地点でのギリギリ踏み切りで、スタートラインからの計測とします。
これを意識させることで、何度もやり直すということと、歩幅でどこから助走すればいいかの選択眼となっていきます。
走り幅跳びは、50m走と関連しています。いかに早く走れるかが、大きなウェートを閉めているといっても過言ではありません。
3)走り幅跳びの見学の仕方
■そして、見学地点は、AとBからです。通常は、Aが多いかと思います。
Aから上手な子の跳び方を確認します。そして、多くの先生がやらないのが、
Bからの視線です。
Bからだと、距離が出るうまい子は、ももが胸についているのが一目瞭然となります。これがAからでは気づきにくいのです。
つまり、多視点からの観察が大事なわけです。