授業はリズムとテンポ
1)リズムとテンポ
■授業にはリズムとテンポが必要です。
この2つを同義語と考えている先生が多いのですが、
リズムはパターン化です。テンポはスピードです。
ですから、運動場に出た時点で、挨拶とかすっぽかして、太鼓笛でピッピッとやり、子どもたちはその後、「3,4」と唱えながら、足踏みをして、整列させていくわけです。
ピッピッ(太鼓笛)ーー3.4(児童の掛け声)ーー
ピッピッ(太鼓笛)ーー3.4(児童の掛け声)ーー(繰り返し)
-ーーーー(足踏みしながら、整列するまで続けます)
ピーッピッーー3,4!(終了、気をつけの合図)
「ピーッピッ」「3,4」で「気をつけ」の姿勢になっているわけです。そこで、気をつけ、前へならえ、上手です。ピピッと笛の合図で着座です。
着座、もしくは整列できた時点で、こう言います。
「気をつけ、礼、今から体育の授業を始めます。運動場を1周してきます。1周したら、この状態で並びます。誰が速いか、用意ドン!」
といって、先生も一緒に走ります。
すると、子どもたちは「負けじ」とついてきます。
他言無用です。説明無しで先生が飛び出します。ここで長い話が始まると、子どもたちは自分専用の「リアルタイム」となります。
例えば、土に絵を書き始めます、あるいは草取りを始めます。大体、こんなものですね。だから、他言無用、先生のリアルタイムに巻き込みます。
西城秀樹さんの「激しい恋」という歌に、こんな歌詞がありました。
巻き込まれたら、最後さ!
晩年、まさしくその通りと思うことが多かったです?
2)1年生を整列させられないベテラン教師
■ベテラン教師でさえ、最近の1年生を制御できない時代となっています。つまり、それまでの1年生ではありません。
だから、リズムとテンポがなければ、かれらのデジタル脳は制御できないのです。
生まれた時から、スマホで育っている彼らは、一時もじっとしておれません。
その彼らを動かすには、何度も言うようですが、リズムとテンポです。
体育の授業でいうなら、先のことですね。続きですが、1周して、元の場所に帰ってきて整列できるなら問題なしです。
ほぼ9割以上、整列できません。だから、こうします。
再度、ピッピッをします。すると、「3,4」と言って整列してくれます。この繰り返しですね。
ピッピッはリズム(パターン化)です。テンポはスピードです。ここまで5,6分でしょうか。
3)遅い子、できない子を待たない!
■遅い子、できない子を「優しく」「待つ」から、クラスが乱れていくのかなと思います。
進めれば、遅い子はついてきます、通常は。もちろん、中には特別支援を要する子もいることでしょう。そんな子とは、手を繋いで、一緒にやっていくといいのかなと思います。
給食当番から、掃除から全てです。リアルタイム(今、走っている、今、整列している)が重要です。リズムとテンポです。
疲れさせれば、立ち歩かないと思われます。
■以上のことは、私が新採時、学年主任の上田美代子先生(当時55歳を超えておられたと思います)から盗んだ技です。
新採ながらに「お見事!」と思って見ていたことでした。以来、これをずっと採用してきました。4年生まで。さすがに、5・6年生にはですね、・・・(笑)。
社会見学だろうが、全校集会だろうが、全てに応用がききます。さすがに、体育館集会時や教室では笛は使いませんでしたが!(地声です、ピッピッとね)