1)指導書や赤刷り本に頼らない!

■まずは、自力で要約に挑戦しましょう。これを最初から、指導書を見ているので、いつまでたっても、要約力が身につきません。

自分はこうしたけど、なせ指導書や赤刷り本はこうやっているという「疑問」を持つことが、上達の基礎基本ですね。

というわけで、私のビーバーの要約をここに紹介しておきます。

■この説明文は、いわゆる序論―本論―結論(はじめー中―おわり)の構成になっていない、「変則的」な説明文(悪文)となっています。なお、3・6・12・15段落は事例が入っていますが、仕方がないです。そんな段落なので!

つまり、各段落で事例は要約には取り上げませんが、事例だけの段落というのがたまにあります。そんな時は、単語のみを「と」で結ぶと、いいでしょう。

基本的には、30字以内(句読点込)の体言止めです(用言止めという方法論もあります)。そして、常体でまとめます。

2)ビーバー説明文の要約

■次の通り、やってみました。赤刷り本がどうなっているかは知りませんが!

ビーバービーバー

3)問題文を補う授業

■ここは、問題文が欠落しています。最後の20段落をまとめの文と考えて、「問題文」を作らせると良いです。

問題文の作成方法
→→5W1Hのどれかの疑問詞を使って、問題文を作る

こんな感じで授業します。

【発問】最後の20段落をまとめの文(答えの文)としたら、どんな問題文が考えられますか。次の中から1つ選んで、問題文を作りなさい。
・いつ  ・どこで  ・だれが  ・何を  ・どのように  ・なぜ

当然、教師は予想しておく必要があります。例えば、

・いつビーバーはすを作るのだろうか(書いてない!という反論がほしい)
・どこにダムやすを作るのだろうか(これはあり)
・だれがダムを作ったのだろうか(これもありでも、長い説明は不要となるという反論がほしいところ)
・何を使ってダムやすをつくるのだろうか(これもあり)
・どのようにしてダムやすをつくるのだろうか(これは長くなりそう)
・なぜみずうみの中に、すを作るのだろうか(これは答えが20段落内にあり即解決)

■できれば、最初の4つはあまり説明文にするまでもないこと、つまり、紹介で終わる感じ、だから問題文は、「どんな」「なぜ」の二択しかないというのも教えていいのかなとも感じます。

では、どんな問題文となるのか、例えば、以下はどうでしょうか。

■解釈1
【問題文】どのようにして、ビーバーはダムやすを作るのだろうか。

問題意識の高い先生は問うでしょう。では、20段落は何なの?とね。
正解?は、「要旨」だと考えます。筆者は、こうやって苦労してダムやすを作っているのは、ビーバーの家族が安全に暮らせるようにするためなのです!!ということを言いたいがために、この説明文を書いたと考えられないでしょうか。

■解釈2
【問題文Ⅱ】なぜ、ビーバーはダム作りをするのだろうか。

【解答】木を切り倒してダム作り→川の水をせき止める→湖の造成→中央に島みたいなすを作って安全に暮らすため