1)スケッチ>タブレットでいこう!

■生活科の時間から、今の子どもたちはタブレットを持って、校庭や公園へと出かけていきます。これは、3年生の理科でも同じ光景を見受けます。

タブレットで写真をとっても何も残りません。ナンセンスです。

それよりむしろ、まずは「自らの目」でよく見て、「自らの手」でスケッチさせましょう。これが学習です。

確認の意味でのタブレット撮影ならありですが、何枚も何枚も撮り、最後は遊びだすという授業が多くなされているようです。これでは、学習になりません。

まずは、自らスケッチさせましょう。

2)写真=事実提示

■そして、以下の写真を見せます。

トンボの手トンボの手

問います。

【発問】私の指の上にあるもの、これは何だと思いますか。

たぶん、正解は出ないと思えます。 実は、とあるトンボの手足なのです。正体は以下です。

捕まえたトンボ捕まえたトンボ
拡大写真拡大写真

子どもたちは、「トンボか!」と一斉に言うでしょう。さらに、問います。

【発問】この手足、何をするためのものでしょうか。
【発問】このトンボから、トンボのどんなことがわかりますか。

「えさをとるため!」というのは、出てくるでしょうが、中程にあるトゲトゲにも注目させたいですね。

正面の顔も見せると、顎が大きいことに気づくでしょう。肉食、複眼(獲物を見る視野角が広い)、翅の枚数等々、いろいろなことに気がつくと思います。

ここでは、子どもたちのスケッチと対比させるための提示写真です。

【発問】皆さんの描いたスケッチ、どうでしたか、ここまでよく見て描きましたか。

そして、再度、校庭に離しましょう。きっと、先程とは違ったスケッチになってくることでしょう。

3)タブレットで確認

■タブレットを使うとすれば、時間を区切るのがいいかと思います。証拠写真、あるいは教室に帰ってから、今一度、確認しながらスケッチを完成させるという具合に使う分は申し分ないです。

要するに、最初から使わせないということです。

次の心理学のポイントを理解しておくといいです。

人間は見ようとしているものしか見えていないのだそうです。

何を見るのか、そこをしっかりと意識していくといいかと思います。次のチョウも同様です。何かをしているところがスケッチできるといいですね。

舌で蜜を探すアゲハチョウ舌で蜜を探すアゲハチョウ