1)今、低学年が荒れている?

■今、どこの学校でも、低学年の指導がたいへんなようです。ベテランの先生でさえ、戸惑っておられるというのが正直なところです。

まずもって、若い先生は、これが必要です。

「働き方改革」など、口にせず、昼休みは極力、外に出て遊びましょう。紫外線が気になるという方は、小学校には向かないのかもしれません。

一緒に遊んでおけば、トラブルは半減し(消滅し)、保護者連絡の時間を放課後に使う必要がなくなるから、思う存分、教材研究ができるというものです。

これは、経験者が語っていますから(自分)、間違いないです。

2)では、なぜ騒ぐのか、違うことをしだすのか?

■騒ぎ出す子の意味は、「先生を試しているか」「暇か」の2つです。

これを解決する手段は、次の3つです。

1)大いにほめる!・認めてあげる

どんなに小さいことでも、誤答でも、ちょっとした良さをあえて見つけて、大げさにほめることです。

中には、皆の前で褒められるのはイヤというお子さんがたまにいます。そんな時は、こうすればいいです。

「凄いね!」と耳元でささやく

これは、効果がありすぎますよ。「囁き作戦」とでも名付けましょうか。「ニコッ」としてくれます。

騒いでいる子、違うことをしている子には、「昼休みに絶対に話を聞くから、その時まで待ってね!」と声掛けをしていく。

納得するか、安心させると、そんなものです、子どもは! もちろん、そうでない場合は、とことんつきあいましょう。なお、個別対応の場合は、全体指導をしてからです、これは鉄則です。

2)1対1で話し合いを持つ!

なぜ、あのような行動をとったのか、何が問題だったのかをとことん、何度も話し合いを持つことです。

ルールを決めるというのもありかと思います。挙手したら当てるから、勝手にしゃべらないとか。

3)暇な時間を与えない!

ここが最大のポイントかもしれません。子どもというのは、時間があると、違うことをするものです。よって、常時何らかの活動を取り入れることだと思います。

「マグロ状態にする」と、現役時代に冗談半分で言っていたことがありますが、実は私が今もマグロ状態です。つまり、ヒマがないということです。

問→→ 一人で考える→→ グループ討議→→ 発表→→ 板書してノートに記録をとる→→ 終わった子はタブレット→→・・・・・

4)教材で勝負!

■珍しいものを見せたり、動画を見せたり、飽きない工夫を教師がしていくことが、大前提です!!

タラバガニの甲羅を1年生に見せている著者タラバガニの甲羅を1年生に見せている著者

長話(トークのみ)は、大人だって、眠るか、違うことを考えてしまいますよね。

3)背景を探る必要性

■こんな中で、その子たちのバックグラウンド(家庭環境や友人関係等々の背景)を見抜いて、しかるべき対処法をその子と相談していくことです。

おしゃべりの多い子は、家の人が仕事で忙しく、話をまともに聞いてくれないのかもしれません。つまり、親の役目を教師に求めている可能性だってあるものです。

すぐ眠る子は、家での就寝時間が遅いのかもしれません。もちろん、発達障害がある場合も意外と多いものです。

また、多くの子は、「認めてほしい」「理解してほしい」「ほめられたい」と思っているものです。逆にいうと、これをしてあげれば、安心して授業に望むようになるかと思います。

話をとことん聞いてやれば、仮に解決策が必要だけれども、結果的に策を提示できなくても、先生が聞いてくれるだけで、安心して帰るものです。単に、話を聞いてほしいという場合が多いものです。

そして「常時ほめまくり」がポイントです。

■当然、保護者との相談、あるいは、管理職や養護教諭、特別支援教育コーディネーターなどとの相談も場合によっては、必要になってくるかと思います。

要は、1人で悩まない、隣の先生、学年主任の先生、同世代の同僚等々、いろいろと相談相手はたくさんおられるのかなと思います。

まずは、自ら対策をうち、繰り返し繰り返し指導する、それでもうまいかない時は誰かと相談するという感じになっていくのかなと思います。

最初から、授業から生活指導までうまくいく先生は少ないです。皆、何がしかの悩みを持って、日々、悪戦苦闘しているのかなと思います。私もそうでした。そうやって、子どもともども成長していけるといいですね。