小学5年算数「合同な三角形を描く」の授業つくり
1)教科書の図をコピーしてはいけない!
■この手の授業では、よく教科書の図を同縮尺でコピー印刷して配布というパターンがあるのですが、これはだめです。なぜなら、なぞる子がでてきて、学習にならないからです。
2)教科書の2倍、もしくは1/2倍の図を与える
■まずは、次の2種の印刷した図形を2枚印刷、配付します。
ポイントは、(教科書)準拠ですが、長さが違うということです。つまり、縮小形です。数値等は入っていません。
なぜ、縮小形で与えるか、それは、紙を重ねてなぞらせる、あるいは、コンパスのみで描けるという知恵を排除するためです。
合同な図形【発問】合同な図形を描きます、どこがわかればいいですか。
多分、角度と長さという意見が出るでしょう。そこで、まずは、Bの三角形に角度を提示して、Bの横に書かせます。
すると、角度だけでは、描けないということに気づくと思います。
そこで、Aに数値を提示します(黒字は教科書、赤字は今回のプリント)。
そうすれば、定規とコンパスを使って、描けるでしょう。
3)三角形の描き方=三角形の合同条件
【説明】3つの角度がわかっても描けませんが、3辺がわかれば描けることがわかりましたね。実は、描き方にあと2つの方法があるのです。
【発問】底辺のみをまずは、引いたとします。そこからスタートするとすれば、あと何がわかれば描けるでしょうか。
何はともあれ、させてみることですね。だんだん、わかってくるでしょう。教師は個別支援に入ります。
【指示】1つわかった人は、もう1つあります、それを見つけてください。
ここは、試行錯誤して、合同な三角形を描くことで、その合同条件に気づかせるといのが最大のポイントです。
次回以降、3条件を暗唱させましょう。中学校数学の証明問題へと発展していく重要な課題です。
■結果論として、次の3つの合同条件がわかればいいわけですね。
①3辺が等しい ②2辺狭角 ③1辺とその両端角