1)具体的数値と□という溝

■□と具体的数値の間には、深い「溝」が子どもたちの間にあります。我々教師は、方程式というのを学習しているので、「これ位、簡単だろう!」と思って指導すると、45分後には大変なことになります。

これは、私が中学校で、xと具体的数値の方程式に出合った時のギャップと同じかなと思ったことでもありました。

私だったら、どんな授業をするのだろうと思い、考えてみました。

2)□を使った式の授業一例

■まずは、こんな問題を出します。

【問題】1束の本数が6本を5つ作ったら、全部で何本でしょうか。

多分、皆、簡単!というでしょう。
【解答】6✕5=30 答え 30本

【問題】これを言葉の式で表せますか。

若干、戸惑うかもしれません。ひょっとしたら、「かけられる数」「かける数」とやるかもしれません。

補助発問をするといいかもしれません。

【発問】6は何を意味していますか。・・・5は何を意味していますか。・・・・最後の30は何を意味していますか。

【解答】1あたりの量 ✕ いくつ分 = 全部の合計

「こんなのを「公式」と言います。」と言及します。

【問題】1束の本数が□本を5つ作ったら、全部で20本でした。これを公式に当てはめてみましょう。

こうすれば、次のような□を使った式がすうーっと出ないでしょうか。
【解答】□ ✕ 5 = 20

【問題】では、この□にあてはまる数字を求められますか。ヒントは九九です。

ここは小3の練習問題でやっているはずです。だから簡単なはずです。「しごにじゅう」と。

【問題】□は4と簡単にでましたよね。算数科では、4を求める式が必要です。さあ、どんな式を立てれば、答えの□が4とわかりますか。

【解答】20➗️5=4

こんな感じで、練習問題もやっていけば、わかりやすいかと思います。

■クラスの実態によっては、正式なノート指導を、次の如くしたいものですね。つまり、「=」を揃えるということです。

□ ✕ 5 = 20
□ = 20 ➗️ 5
= 4

ここまでやる必要はないと思いますが、やっておくと、その後がスムーズですよね。

3)冒頭で伏線を張る

■一方で、冒頭の2,3分、私はいつもフラッシュカードで、計算の復習をさせていたのですが(例えば、8+5→13,・・・4✕5→20・・・・答えになる部分を言わせて、エンジンをかけていました)、ここで、次の問題を電子黒板で提示すれば、本時の学習へと「伏線」がはれると思います。

【問題】□の数字をパッと言えますか。
□+4=9・・・・
□―5=1・・・・
4✕□=12・・・・
□÷4=2・・・・

□の場所は右、左と変えながら!! 暗算でできそうな計算をさせてから、本時に入ると、わかりやすくなるのかなとやっていたことでした。

こんなことを今日は学習するのだなーという「めあて」も立てやすいかもしれませんね。

3年生までにこんな練習問題を解いているはずです。既習事項を想起させるのが、算数科のポイントでしょうかね?

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