小学4年国語「ヤドカリとイソギンチャク」の授業作り
1)説明文の第1時
■まずは、教師の範読から始めて、初発の感想です。感想には、「初めて知ったこと」「びっくりしたこと」「不思議に思ったこと」などを書かせるといいです。板書しておくと、子どもたちはそれを振り返りながら、感想を書いていくことができるでしょう。
そして、新出漢字の練習です。
■それが終わったら、第2時は、形式段落の確認となります。1マス空いている所(教科書)に番号を打たせて、全何段落かを確認します。そして、ノートに次のように書かせます。下はもったいないのですが、要約などを入れていく予定なので、問題なしです。
形式段落分けもちろん、「はじめ」「中」「おわり」は子どもたちが↔を入れて分けた上で、書き足していきます。
2)説明文の構成
■以下のようにまとめてみましたが、ご自分で挑戦されてください。
【はじめ】
①話題提示:重そうなイソギンチャクをつけたヤドカリ
(問題文)ヤドカリとイソギンチャクはどんな関係になっているのでしょうか。
(ない時は補ってみるといいですね)
【中】
②問題文(1):「なぜヤドカリは、いくつものイソギンチャクを貝がらに付けているのでしょうか。」
③実験:(問題を)調べるための実験
④実験1:イソギンチャクのないヤドカリを食べてしまうタコ(23字)
⑤実験2:イソギンチャクのあるヤドカリから逃げ回るタコ(22字)
⑥問題文(1)結論:イソギンチャクを付けて敵から身を守るヤドカリ(22字)
⑦問題文(2):「ヤドカリは、石に付いたイソギンチャクを、どうやって自分の貝がらにうつすのでしょうか。ヤドカリが、イソギンチャクのはりでさされることはないのでしょうか。」
⑧観察1:ヤドカリとイソギンチャクの関係の観察(18字)
⑨結論(2):イソギンチャクを自分のからにおしつけるヤドカリ(23字)
⑩問題文(3):「イソギンチャクは、ヤドカリの貝がらに付くことで、何か利益があるのでしょうか。」
⑪結論:えさをとる機会がふえ、食べ残しをもらうイソギンチャク(26字)
【おわり】
⑫まとめ:ヤドカリとイソギンチャクは、たがいに助け合って生きているのです。
(要旨)自然界の中には、このようにたがいに助け合っていきている生物がいます。私たち人間も助け合って行きたいものですね。
赤字は教科書にない、追加文章です。教科書用の書き下し文ではないでしょうから、悪文でも著作権の関係で、そのまま載せざるを得ない?のでしょうかね。
3)悪文の場合
【問題文ー解答+要旨】がない説明文が散見される場合は、正式なパターンに書き換えるという授業が可能です。
こんなのは、総合学習での発表会やレポートにも必須ですよね。教科書がしっかりしていない時は、「変更」「追加」あるのみです。こんな発問をしていけばいいです。別のページでも述べていますが。
【発問】この説明文には、筆者が伝えたい要旨が書いてありません。皆さんだったら、この説明文で何を伝えたいですか。
などと問うてみてはどうでしょうか。ない時は付け加えさせるといいですね。
構造図にも挑戦してみると、いいかと思います。