1)授業のうまい先生は、教室がきれい!!

■43年間の教員生活の中で、気づいたことは、上の表題の如くです。授業のうまい先生は、その教室がきれいだったという事実です。逆に、騒然とした教室での授業はうまくいっていなかったという「経験則」があります。

きれいということは、教室の隅々までがきれいということで、これは、授業づくりにつながっていると思われます。

例えば、こんな光景を見ました。黒板担当の子どもたち2人は、ずっと黒板拭きで黒板をきれいにするのみです。永遠にやっています。何度やってもそれ以上、きれいにはならないと思われるのにです。そして、どうして、1人がそれをやって、もう1人は、黒板の溝をふかないのでしょうか。手が汚れるからでしょうか。

どうして、机と椅子を引きずるのでしょうか。どうして、掃除時間が始まっているのに、当番表をずっと眺めているのでしょうか。「できればやりたくない」という子供たちがかなりいるということではないでしょうか。

■皆が協力して、担当箇所を隅々まできれいにするということが重要で、これがなされていないということは、担任の掃除指導がそこまでなされていないということの裏返しではないでしょうか。

授業力は、掃除指導に比例する!

2)ユビキタス

■ユビキタスという言葉があります。邦訳で、「神は細部に宿りけり」です。掃除の真髄は、授業づくりの真髄へとつながると思います。

小さいことに気がつく
↓
教科書や教材の小さいことに気がつく
↓
教室で一番気になる子供がこの授業でどんな反応をするか、想定してみる
↓
授業が楽しく、面白くなる→→→ベターな授業に近づく
↓
学力が身につく

■小さいことに気づくというのは、とても重要なことです。小さいこととは、例えば、

・教室に落ちているゴミに気づく  ・とれた押しピンに気づく
・黒板の消し忘れに気づく  ・子どもの顔色がいつもと違う
・子どもの歩き方が何となくぎこちない  ・いつもより遅れて登校してきた 等

■ですから、掃除指導で隅から隅まできれいにできる力は、授業づくりへと直結するということにもなります。つまり、比例するのですね。トラブルも小さいことに気付けるので、ヘリます。

「0」にすることは不可能でしょう。お互い、生身の、感情をもった人間だからです。しかし、小さいことに気づけるようになると、トラブルの未然防止に近づかないでしょうか。私が言えるような「人柄」では全くないのですが、経験上、そんなことが言えます。同じ轍を踏まないという「親心」から、話しているところです。

3)掃除指導を徹底してみる!

■自分のクラスを今一度、見つめ直してみてください。掃除がもしうまくいっていないと判断したら、何はさておき、まずは、掃除指導を徹底してみるということに注視してみませんか。

・雑巾の絞り方  ・バケツの洗い方(一度、流したら今一度、すすいでバケツを重ねる)  ・箒の掃き方  等々

そして、担任の机上の様子も、頭の中の様子を意味しているのだと言えないでしょうか。整理整頓をしていくことで、先生の仕事が捗っていくのかと思います。

例えば、もしステープラーの針がいたる所に落ちているとしたら、きっと、教師のいないところで、それを飛ばして遊んでいるということになります。

こんなところにも気づけます。これなど、授業以上に安全義務を図っているのかということにもつながるかと思われます。

要するに、こうです。

小さいことに気づいているか、ユビキタス学級経営を目指して生きましょう!!

そして、さらなるポイントはこれです。

担任は、箒ではなくして、雑巾をもって毎回、子どもより先に率先して床を拭いているのか!

これに限ります。効果抜群です。