1)教科書はどうなっている?

■教科書の問はこうでした(啓林館)。

・角の大きさが等しいのは、どれとどれですか。
・一番小さい角は、どれですか。

これでは、各角の関係性が見えてきません。算数なので、等号と不等号を使うべきでしょうか。これらは2年生での既習事項ですから。

2)発問や指示

【発問】三角定規には2枚あります。どんな三角形ですか。

ここでは、直角二等辺三角形の三角定規をA、もう1枚の直角三角形をBとします。

三角定規三角定規

【指示】先生と同じように、この二等辺三角形をノートに置いて、周りを線で象りなさい。

して見せることが大事です。ノートの場所も指定したがいいかもしれません。次の指示に入る前に、定規を机上に置いているか、必ず確認をしてください。遊びだす子もいるはずです。「確認の原則」ですね。

うまく書けた子には、「いいね!」「上手いね!」「線がピシャリ!」などと、微妙に表現を変えながら、机間指導をするわけです。「個別評定の原則」「激励の原則」です。

【指示】「あ・い・う」と3つの角に記入しなさい。

一つ一つ、確認しながら進めていくことが重要です。一時一事の原則です。

【発問】では問題です。このあ・い・うで角の大きい順に不等号を使って並べなさい。

次のように板書します。   (   )>(   )>(  )

ここで、多分、同じ場合はどうしますか?と聞いてくるでしょうから、等しい場合の記号は何でしたか。  「<」や「>」を「=」と書き換えていいことを伝えます。

【指示】では、もう1枚の三角定規をかたどって、「か・き・く」と記入しなさい。

机間指導で、戸惑っている子に支援する。もしくは、子ども同士で支援しあう。

なぜ、同時に、ABを象らせないのか、それは「細分化の原則」です、つまりスモールステップです。

【指示】角の大きい順に並べ替えなさい。(   )>(   )>(  )

Aと同様に、不等号と等号は書き換えていいことを伝えます。

【指示】最後の問題です。では、2枚の定規を比べて、6つの角を大きい順に並べ替えなさい。等号と不等号を使います。

ここでは、式の板書はしないがいいです。子どもたちに任せたがいいでしょう。
(   )=(   )>(   )>(   )=(   )>(   )

ひょっとしたら、分度器を持っている子がいるかもしれませんので、それは使わないように言及しておきます。

3)授業上達の原則を確認しながら!

★授業上達の10か条の原則を確認すること

いつも、向山洋一氏が唱えた10か条を確認しながら、授業を進めていくことで、授業の腕は確実にアップしていきます。

そして、山本五十六氏の言葉もいつも意識しておくといいですね。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」