小学2年国語「風のゆうびんやさん」の授業づくり(想像力を鍛える)
1)「すずめ」の場面で、何を問う?
■私だったら、こう問います。
【発問】学校には先生がいます。先生は誰なのですか。
「風のゆうびんやさん」 vs 「お母さん」 ということになるでしょうか。
前者は風が跳び方を教えてくれる?、後者はお母さんが小雀に教える(まわりをぴょんぴょん飛び回っている)と考えられます。
討論ができますね。子どもたちは、どちらだと応えるでしょうか。登場人物はこの場面で2人しかいませんので。
風が吹けば跳びやすい、その時期がやってきたというのを、風(自然)が母雀に教えにきたと考えられます。
【発問】今度の手紙は、どんな手紙なのですか。
子雀の巣立ち(時期)を教える手紙→時間の手紙 ということになるでしょうか。
2)「くも」の場面
■次の「くも」の場面を考えます。
【発問】なぜ、ていねいに封筒を挟んだのですか。
蜘蛛の巣に封筒がひっかかるように!
【発問】風のゆうびんやさんは、蜘蛛に何を伝えたかったのでしょうか。
微妙に言葉が変化しています。「葉」がきだから、「緑色」でしょうか。
・手紙 ・はがき ・おしらせ ・ふうとう
【発問】あげはちょうには匂いの手紙、犬には声の葉書、雀にはお知らせ手紙、くもには封筒が届きましたが、この封筒の中身は何だったのでしょうか。
葉っぱという封筒 vs 封筒の中身はエサ というようなことが考えられます。
風がエサ(虫)を運んでくるというお知らせ?「起きてみて! そろそろエサがかかるよ!」という風の知らせでしょうか。
こんなのを想像しながら音読すると、音読みが深まるかもしれませんね。
3)最後の場面をどうする?
■子どもたちに、想像力を授けたいですね。
【発問】はいたつする手がみは、まだまだたくさんあります」とありますが、皆だったら、だれに、どんな手紙を配達しますか。1つだけ考えてみてください。
「難しい」と言ったら、教師が例示します。次のような感じです。
「風のゆうびんやさんは、2年2組の子どもたちに、カレーの匂いという手紙を運んできました。もうすぐ、給食ですよ!」(鼻)
「風のゆうびんやさんは、2年2組の子どもたちに、チャイムの音という手紙を届けてくれました。もうすぐ、授業ですよ!」(耳)
「風のゆうびんやさんは、鳥たちに、夕焼けという手紙を届けてくれした。そろそろ巣にかえらなくっちゃね。」(目)
「風のゆうびんやさんは、子どもたちに、鳥肌という肌さわりを届けてくれました。風邪ひかないように、あったかくしないとね。」(触?)
4)想像力をさらに!
■冒頭の部分では、次のような発問も考えられます。答えはないのかもしれませんが、そこは想像力ですね。物語は楽しいという「鑑賞」にもつながると思います、低学年だけに!
【発問】パーティの招待状が届いたとありますが、それは一体どんなパーティなのでしょうか。
チョウがバラの蜜を吸いに行くということですよね。
【発問】アゲハチョウはおしゃれをして、何をしに行くのでしょうか。
そうすれば、密の匂いを風が運んでくれたのでは?というような「鑑賞」もできますよね。想像豊かに読ませたいものですね。音読が主要なだけに! 想像力豊かに音読することで、音読が一段階上に行くのではないでしょうか?