小学5年国語「動物たちが教えてくれる海の中のくらし」の授業つくり
1)前の教科書(東京書籍)
■私は、夏休み前の保護者参観で、次のように訴えていました。
読解力をつけたければ、読書もいいですが、国語の全教科書を購入して、授業で習った解読方法を他の教科書で挑戦してみてやってみらせてください。読書は量が多いけど、教科書だったら、似たような分量ですから。
今回の教材は、多分前の教科書になるかと思います。つい4年前のものですね。ひょっとしたら、兄弟関係で持っておられるところもあるかもしれませんね。
2)教材研究
■なんといっても、子どもたちと同時進行で解読していったら、だめです。子どもの意見に左右されてしまいます、特に、頭の回転の早い子にです。
だから、必ず、下ような準備をしてから、授業に望むことが重要です。
【はじめ】(序論)
話題提示:①わたしたちは、クジラやマンボウが海の中でどのようにくらしているのかは、少しもわかっていなかった!
問題文②:「動物たちは海の中で何を見て、どんなことを考えて日々くらしているのだろうか。」
【中】(本論)
事例③:大きなアザラシより速く泳ぐ小さなペンギン(20字)
事例④:大きいから速くおよぐわけではないという記録(21字)
小問題⑤:問題文「大きなマッコウクジラの場合、いったいどれほど深くもぐり、どのくらいの速さで泳いでいるのだろう。」
小結論⑥:ペンギンと同じ速さで泳いでいたマッコウクジラ(22字)
小問題⑦:問題文「これ(大きさのことなる動物の泳ぐ速さがせまい範囲におさまっているの)は、なぜなのか。」
小結論⑧:最小限のエネルギー消費で移動できるいちばんよい速度(25字)
【おわり】(結論)
答え(まとめ)⑨:海の中でくらす動物たちは、えさをとるために深く長くもぐる能力を身につけ、ちょうどよい速さを選んでいた。
↓
(このように、海の中でくらす動物たちは)「それぞれの生息環境に合わせて日々のくらしぶりを工夫し続けている。つまり、えさをとるために、その深さや泳ぐ速さを考えながらくらしているのだ。」<ないときは補うという方法論が重要>
要旨⑩:バイオロギングによって、動物たちから学べることは、まだたくさん残されている。
最後に、構成です。
海の中のくらしの構成3)評論文へ
■折角なので、「評論文」を書かせましょう。
この説明文は不完全です。つまり、問題文に答えがマッチしていません。不完全なら補おうというのが評論文です。「何を見て」、「どんなことを考えて」というのが、本論では実験や観察を通して説明されていますが、結論にずばり明示されていません。だから、あまりいい説明文とはいえません。
だから、「このように」(こうして)という必勝キーワードを使って、自分なりにこの説明文を完成させるという授業も可能でしょうか。上記の「このように」というところをご覧下さい。
この文章はけしからん!と、子どもたちに論評させるといいかもしれませんね。こんな指導もある、ということです。参考までに。