1)術を与える!

■いきなり12形式段落を3つに分けるというのは、難しいですよね。まずは、しっかりと音読をさせていくということが大事です。その後、どうやって、3部構成(はじめー中ーおわり)に分けていくのかというような技術を伝授していく必要があります。

説明文は、何と言っても、問題文がどこに隠れているのかということですね。それを探す術を与えていくことになります。

2)問題文探し=はじめ

【発問】まずは問題文探しをします。問題文の最後は、どんな言葉で終わりますか。2つあげなさい。

事例を出しましょう。「先生は何歳です◯」→「か」だよね。

【発問】もう1つあります。それは何でしょうか。ノートに1文字書きなさい。

「先生は何歳でしょ◯」→「う」だよね。

【指示】全員起立、今から、全文を黙読して、最後に「か」か「う」のついている文章をさがしなさい。見つけたら、◯をつけて座りなさい。

早く座りたくて、スピードが上がるでしょう。
多分、1つ探して安心している子がいると思います。「2つあるのですよ」とか、ヒントを出しましょう。

3)答え探し=おわり

■問題文ははじめ、おわりにはその解答が入ってきます。それを次に探します。

【発問】問題があったら、当然、何があるのですか。

「答え」とわかるでしょう。

【発問】では、答えの文は、何段落ですか。見つけたら、ノートに番号を書いて、理由をかきなさい。

ここで、内容(答え)と接続語を押さえたいですね。

【発問】「このように」と同じ、接続語をひらがな4文字は何でしょうか。

と言って、黒板に◯◯◯◯と書きます。クイズめいた学習をやっていけば、興味がないやんちゃさんたちも、考えようとします。

「どこか1文字教えて!」と言います。「どこを教えてほしい」→「こ」(最初)か「て」(最後)を紹介します。

「こうして」が出せた子は、ハイレベルですね。

4)構成=中と全体像

■形式段落の番号を打って、板書していきます。ノートにもこのようにとらせていきます。段落と段落の間は、1行もしくは2行空けさせます。

⑫  ⑪  ⑩  ⑨  ⑧  ⑦  ⑥  ⑤  ④  ③  ②  ①
ま           問              問
と           題              題
め           文              文

これらの板書の下に、問題文を丸写し、まとめを簡単(キーワード2,3)にして書きます。

【指示】では、この全12段落を3つに分けます。番号の間に、|を2本入れましょう。

■ここで、はじめて、3部構成にわけていきます。

問題文が2つもあるので、4つに分けたくなるかと思われます。

問題文はセットで1つにすることを教えればいいですね。

■この説明文の中身を紹介します。こんな構成と、構造になっています。

自然の隠し絵自然の隠し絵
構造構造

■「術」を教えるために、キーワード選定の方法を確認しておきます。

・複数回、でてくる言葉  ・題名と同じ言葉  ・特定の接続語の後

特定とは、例えば、次の如く!

「このように」「こうして」「だから」「しかし」

これらの接続語があったら、その文章一択となります。教師の長話があったとして、最後に、「しかし・・・」と結べば、教師の言いたいことは、この部分ですよね。だから、逆説の接続語後半が重要となります。

要約の仕方は、別のページ(他学年の説明文の箇所をお読みください)

■なお、構造図は3年生に求めまでしなくても、させてみるというのは在りです。穴埋めにさせたり、上半分を紹介して、下半分を考えさせたりするとか。