1)授業前の教材研究

■教科書会社の指導書に沿った学習を単元学習といいます。この指導に従うのも1つの方法ですが、まずもって、自分なりに、この説明文を解釈しておくことが大事です。以下のようなものを作ってみたので、自分だったらと考えて、挑戦してみてください。

2)はじめー中ーおわりの設定

■以下のように考えましたが、どうでしょうか。

<はじめ>
①話題提供:「外来種」という生き物
②問題文(1)「すぐかみつく、こわいカメと思われていますが、本当にそうなのでしょうか。」
(2)「そして、なぜもともと日本にいないカミツキガメがすみつき、ふえているのでしょうか。」

<中>
③ぬまや田んぼのある自然ゆたかな所
④田んぼにあったカメの足あと
⑤よく見るカメとはちがっていたカメ
⑥このあたりでふえている、きけんなカメ

⑦問題文⑦-1「カミツキガメは、どんな生き物なのだろう。」
-2「カミツキガメは、どのようにくらしているのだろう。」
⑧かんさつをつづけたカミツキガメ
⑨水中にひそんでにげてしまうカミツキガメ
⑩けいかい心が強く、おくびょうなカミツキガメ

⑪たまごからかえり、どろまみれにんる子ガメ
⑫日本にいていはいけないカミツキガメ
⑬日本にいた生き物がふえたカミツキガメでこまる生き物や人

⑭問題文「印旛沼やそのまわりでは、実さいにどのようなことが起こっているのでしょうか。」→カミツキガメをふんで大けがをするかもしれない 田んぼのおじさん
⑮カミツキガメがあみをやぶると教えてくれた りょうしさん
⑯カミツキガメを取りのぞいている たくさんの人たち
⑰問題文「なぜ印旛沼のまわりでは、カミツキガメがふえてしまったのでしょうか。」
→人がペットとして放してふえているカミツキガメ

<おわり>
⑱自然から取り除かなければならなくなる生き物
⑲日本にいてはいけなく、取りのぞかれていくカミツキガメ
⑳要旨「わたしたち一人一人が、生き物をかうときのせきにんとルールについてかんがえなければなりません。」

3)説明文の構造

■最後に、構造を考えてみました。ここまでやりましょう。ここは、実にややこしい説明文となっていますよね。

「カミツキガメ」の構造「カミツキガメ」の構造

4)この説明文は悪文か?

■この章は、題名へのオマージュです。つまり、題名は「カミツキガメは悪者か」ですが、この章は「”カミツキガメは悪者か”」は悪文か」です。

答えは悪文です。

つまり、問題文がイマイチなのですよね。単刀直入に、次のような構成にしたらどうだったでしょうか。

★問題文→→「カミツキガメは、本当に悪者なのだろうか?」
↓    ↓    ↓
★答え→「外来種は、日本にいる生き物を絶滅に追いやるので、悪者である。」
↓    ↓    ↓
★要旨→「わたしたち一人一人が、生き物をかうときのせきにんとルールについてかんがえなければなりません。」

こうすれば、すっきりしますよね。

■こう授業すれば、どうでしょうか。

【発問】カミツキガメは、悪者ですか? また、そう考えた理由は何ですか、ノートに書きなさい。

【発問】では、どうすればいいのですか。

子どもたちの意見を回収して、次のようにまとめるといいかと思います。

 この説明文はものすごくわかりにくいですよね。皆さんの意見のように、単刀直入にまとめていたら、わかりやすっかたと思いませんか!

悪文だったら、訂正していく学習というのも、1つの手ですね。